受講生の声
豆腐のようなメンタルの弱さを克服。大切な子供の支えになる。 40代女性 住谷さん
予防医療とも共通するんですけど、心もからだも病気じゃないうちに、病気にならないように予防が重要です。
松島 まず初めに、住谷さんがどのようなお仕事をされているのか教えていただいてもよろしいですか?
住谷さん(以下敬称略) 看護師の知識と経験をもとに、セラピスト・講師活動をしています。2007年からAQUA REST(アクアレスト)を主宰しています。健康を、心とからだの両方から捉えてケアを提供しています。
松島 NLPはどういうきっかけでやろうと思われたんですか?
住谷 理由はいくつかあるんですが、1つは私自身がメンタル的に弱い、メンタルを強くする方法を学びたいと思っていました。2つめは、大切な子どもの支えになりたい ということです。私のメンタルはホント豆腐のような根性で、すぐくじけます(笑)。人のたった一言に落ち込むこともよくありました。
人の目も気になっていました。看護師、セラピストとしてもまだ自分の力不足を感じることもあったんです。育児では、色んなことがありました。不登校の時もあったんですが何とか乗り越えてきました。でももっと、もっと子どもの助けになる力を持ちたいと思ったんです。
そんな時、別件で尋ねたビルで(他社の)NLPの体験講座があったんです。1時間くらいの体験講座は、驚きと興味でいっぱいでした。最初に、心はプログラムです、そう言われたんですよ。プログラムですよ!パソコンと一緒!?!?はあ!?って感じでしたね。しんどい、イラつく、怖い、不安、とにかく私がしんどくなる感情がすべてプログラム!?どーゆーことよ!?って。
でも、次の瞬間「だから何度でも上書きができるんですよ!しかも自分で自分の都合の良いように!」と言われたんです。この瞬間、それやります!という答えしかなかったです(笑)都合よく上書きして書き換えたら、都合よく勝手に動く。カンタン~♪(笑)かもしれない、と考えたわけです。
松島 実際にどうでしたか?
住谷 最初は別の団体で少し受講しました。すると、数時間の受講でどんどんラクになるんです。心の仕組みが分かってすっきりして。このプログラムの上書きは本当にスゴイ!と思いました。そうしたら、自分がラクになるだけじゃなく子どもや、大切な人達に伝えたいという気持ちが湧いてきたんです。伝える為には正しい知識を持っていなくては!もっとしっかり自分のものにしなくては!と次の目標ができました。
そこからNLPを学べるスクールを探していたんです。そうしたら、さらなる驚きがあったんです!創始者のジョン・グリンダー氏がこれまでのNLPのエラーを発見した と。ええ!?私が感動して、これから学ぼうとしているのにエラー!?って、と正直焦りましたよ。でも、創始者のグリンダー氏が発見したので、現在も修正して進化中、とあったんです。
進化版のNLPですね。医学界でも今日の常識が明日の非常識ということがあります。新しい考えやさらに効果的な方法は出て当然なんです。創始者が関わっているからこそ、その修正も早く、それをリアルタイムで学べる!しかも日本で。このチャンス、絶対つかもう!と即決しました。そしてベーシックコース~スタンダードコースまで進みました。
松島 日々進化するという事で、私としては困ることも起きてきたんですけどね。古いことはやらなくてもいいと言い出されて。確かにやったほうがいいものと、やらなくてもいいものがあるなと私は思っているんですけどね。
住谷 やったほうがいいものと、やらなくてもいいものっていうのはどういうものなんですか?
松島 クラシックNLP(古いNLP)の内容も今はやっているんですが、それは原点であるので、受講生が知っておいたほうがいいかなと思っていたんですけど、でもそれをやっていると進化版のNLP(現、advanced NLP)がわからなくなるかなとも思ってるんですよね。
住谷 クラシックNLPの内容は、何の為に知っておいたほうがいいと思われるんですか?比較のためですか?
松島 日本って文化があって、民族性があるじゃないですか?これを外しちゃうと問題あるなっていうのがあって。例えば、メタポジションってあるじゃないですか。ジョンさんにそれはなくていいと言われたんですが、私はそうは思わないんですよね。日本では、第3ポジション(客観的立場)に立ちにくい人が多いと私は思うので、その外側に立つことで第3ポジションにも立ちやすくなると思うんですね。
それとTOTEも教える必要ないって言われました。日本人は、失敗して落ち込む人って多いと私は思うんですね。これがあると失敗は無いんだって思える可能性が高まる。だから、これは少なくとも残したいなと私は思ってるんですけどね。
住谷 民族性は大きいと思います。普段自分を出さない日本人だからこそ、「自分(第一ポジション)」のこだわりが強いような。これが染みついて性格となっているところもあると思います。TOTEをやらなくていいポイントはなんでしょう?
松島 無駄な知識はつけさせなくていいって事だと思うんですけどね。重要なことにフォーカスさせた方がいいということで。6ステップもロバートディルツバージョンを今まで教えてきましたが、これはやらないで欲しいと言われました。無意識シグナルも、動くバージョンではなくて、それよりはSOSシグナルを使う。これは自然発生的なシグナルなので、まずはこれを使う。
次は、スタンダードシグナル。これは座ったまま送られてくるシグナルのこと。スウェイは例えばコーチングとかカウンセリングとかで時間が無くて緊急用でやるものでメインでやるものではないと言われました。SRCFももう教えなくていいと言われました。
住谷 重要なことにフォーカスする、というところに絞り込むということでしょうか。本当にリアルに変わっていってるんですね。私が学びを終えて2か月ほどでもう変化。ビューンって音も聞こえないくらい速いですね(笑)。もっともっとシンプルに、もっと速い結果へ、プロセスだけが本当に明確になっているように感じます。
東京でグリンダー氏の特別講演に参加しました。その中でも、「シンプルに」というのは凄く感じました。グリンダー氏の誘導する言葉のひとつひとつは、段階があるなと感じましたが見事にフレームだけに解体していくんです。
その変化を新幹線のスピードに例えられてたんですけど、その通りですね。(進化版のNLPは新幹線、古いNLPは各駅停車)先の話に戻ると、日本の文化や民族性という事ですが、細やかなので一つ一つの段階を丁寧に追っていくのは得意なんですよね。でも、一つ一つに焦点があいすぎてそこにこだわると、軸がぶれる(全体が見えない)、段階が目的になるという事もありえるんですか?
松島 あり得ると思います。
住谷 今私は、クライアント様に活用してセッションの提供もしているんですが丁寧にテキストを見直したり、とにかく自分の日常でバンバン、ワークを取り入れてるんです。授業中は細かいこと(手順)を気にする授業では無かったじゃないですか?(笑)。なので今、あえて手順をゆっくり見て、ひとつひとつ何をやってるのか考える、ということをしています。
すると、その中でさらに気づくことがあるんです。新たな変化もあります。ワークの度に違う答えが飛び出してくる感じです。これはシンプルに習って、先に結果を実感した経験があるからこその成果だと感じています。
理論にとらわれて頭で文章を理解して、わかったつもり、できたつもりのことが多いじゃないですか。だから、とにかく最初は実践して体験する、そして実感する。ボールの投げ方を力学や理論をもとにならって手順を理解するのではなくて、とにかく、ボールを投げてみる、という感じですね。
それを、更にもっともっとシンプルにすると言われてるんですよね?どうなるんでしょうね!それで成果が出たら、もの凄い簡単ですよね。この先もNLPの変化は楽しみです。子どもに伝える意味でも、「これからもっとシンプルになっていく」というのには凄く興味があります。反面、まだシンプルに出来るんだ!これ以上に!?って驚きました。
松島 そのシンプルさって、気をつけないとついていけないくらいシンプルになってしまう可能性があるんですよね。前にジョンさんがそんなにワークのパターンは無くてもいいと言っていました。色々やってきて思うんだけれども、卓越性の連鎖と、ハイパフォーマンスゲームと、Nステップリフレーミングさえ出来ればいいんだと言ってたんですよね。
極めて行くとそうなるのかもしれないんですけどね。確かに余計なことをやってしまって、余計難しくしている部分もあるかもしれないので、そこは削って、そういったものとの折り合いでしょうね。
住谷 東京の講座でもジョンさんは、ハイパフォーマンスゲームをすること、NO MIND(無)でハイパフォーマンス状態になることに重点を置いて説明されていました。ハイパフォーマンスゲームをやってステイト(状態)がよくなれば、間違えようが無い、間違うことができないはず、と言われたんです。間違いたくても、間違えれない!! 本当にその通りだ、とにかくステイトだ!と思いました。
私自身、スタンダードコースの宿題レポートで、「ステイトが重要である」ってしっかり書いてるんですよ(笑)。そうすると、さっき子どもにもどうやって伝えるか考え中と言いましたけど、そういう事ではなくて、一緒にハイパフォーマンスゲームさえすればいいんじゃない?と思ったんですよ。でもそれも、拒否されるんですけどね(笑)。では、ハイパフォーマンスゲームに取り組むには??さてどおする?なんです。
松島 それがコーチングですよ
住谷 そうなんですよね~。ここがコーチングなんですね、もっとコーチング力をつけていきます。
松島 話しは変わりますが、進化版の NLPを初めた時の印象ってどういうものですか?イメージと違ったとか。
住谷 ある意味、イメージと違ったかもしれません。というのはクラッシクNLPの印象は、すぐ変化できるもの、だったんです。確かに変化は毎回あるんですけど進化版の NLPを習い始めたころは、オセロの駒を一つ一つ地道にひっくり返していく感じでした。どの駒をひっくり返すかは私の自由でタイミングも自由。だからある意味ジワジワすぎてなんだかよくわかりませんでした。
松島 その印象はどうなったんですか?
住谷 あるところからひっくり返っている駒が多いことに気付いた感じです。あれ、いつの間にかこんなに変わってたと。さらにそれがオセロ盤の上だけでなくどこまでも広がっていって、白と黒の駒だけじゃなく、カラーにもなって、勢いもましてきてもう、何でもアリ!みたいになりました。
ある瞬間に、ばあーーーーーっと波のように変わっていくような、そんな感じです。進化版の NLPはすべてが自由なんですよね。だから、誘導されること、答えが提示されることになれていると戸惑いもあるかもしれません。
最初、私は自分の中でここまで良くなるはず、というゴールを先に決めてしまうようになっていました。ラクになるはず、精神レベルも高いレベルにすぐ行けるはずだと。
例えば、あるワークをして落ち込んでいた気持ちがレベルアップして、状態を1から5にアップさせたとします。だから他の出来事でも、5には絶対到達できるはず!と。もしくは、もう1になるはずがない、1になったらおかしいくらいの感覚でした。でも時には、結果は5までいかず2とか3までだった。こうなる結果は、自分のスキルの無さだと、能力のなさをそこで感じていました。私はやっぱりできないんだと。
でも、3の時もあるし、5の時もあると思わせてくれたのはadvanced NLPでした。1のままであっても実は得ていることもあるよねって。そしたら、1.5でもいいし100でもいいし、結果にとらわれない自分がどんどん出てきました。メタポジションからみることを体験すると、これがわかるようになりました。初級コースの後半くらいから特にそういう意識にかわりました。それがスタンダードコースで確信になっていきました。
松島 基本的には頑張らないって感じですからね。こういう時もあるんだよなぁ~と。
住谷 頑張らないというのが、ほんとうに心地良いです。今でも、瞬間瞬間は、とらわれている自分もまだいます。それが、とらわれる回数が少なくなって、時間も短くなっています。余分な力が抜けて、自分の波にうまくのれるようになった感覚も感じます。
松島 進化版の NLPをやって、どんな成果がありましたか?
住谷 何をやっても楽しい。嫌だ、とかムカつくとか、イライラすることが減りました。そして、いろんな方向で、いろんな考えで物事を見ることができるようになりました。人の言葉も、冷静に聞けるようになりました。講座的に言うと人の地図をみるのが楽しいです。
落ち込むことはもちろんあるんですけど、すぐ浮かんでこれます。それも無理なくすっと浮いてくる感覚です。色々な見方って一般的にも言いますけど、色んな方向から見るてるつもり、だったと今はわかります。メタポジションの見方、聞き方や感じ方ができると実感できますね。その結果、楽しいことをさらに大きく楽しめるようになりました。楽しいも、うれしいも、幸せだな、と思うプラスこともその種類や、バリエーションが増えました。だから、前よりもずっと楽しいし、うれしい!を感じます。
進化版のNLPを習ってからはプラスが倍増以上に増ています。しんどい、苦しい、ツライと思うことは激減して、自分が不幸の下に生まれた、とは全く思いません(笑)。エッセンスの一杯詰まった人生だな、と今は思います。
でも、子どもには思うように伝えられていなくて。ちょっとした言葉でもすぐ拒否反応が出てしまうんです。4Teも4Tiも、向き合うこと、時間をかけて考えることを拒否するんですよ。すぐイライラして、「むつかしそうやから、わからん!もーいい」と。私が習ったことをそのままコピーではダメなんですよ。親子関係というのも一つの壁かもしれませんけど。そこでまた、発見!!なんです!話をまともに聞いてくれない子どもを前にして、私的には、知覚ポジションチェンジが役立っています。
やってみると、ただスマホを触って座って話を聞かない子どもの気持ちがふっと出てくるんです。頑張っているのが伝わってきたりします。私の心なのに、娘の心が湧いていくるような感覚です。私自身がワークをするのは、子どもと話をした後になるんですけどワークで気付いたことは、早めに伝えるようにしています。
たとえば、次の日に声をかけます。「昨日の話のときにはわからんんかったけど、〇〇ちゃんは前より頑張ろうとしてるねんな。ほんま頑張ってると思う!そこはスゴイよ。とりあえず、頑張ってるなって思ったから伝えとくね」みたいな感じです。言われた子どもは「はぁ・・・どーしたん?」てキョトンとする時もありますけど(笑)。
先日、講座の仲間と勉強会をしたんですけど、そこでもみんなそれぞれ考え方捉え方が違うんです。結構議論に熱が入ったんですけど、愚痴や否定の言葉が一言も出ないんです。自分と違う意見を聞いても、腹が立つとかムカつくとかそういうマイナスの感情が起こってこないんですね。
松島 それは、前は起きていたという事ですか?
住谷 はい。自分と違う意見を聞いたときに、そんなことないって「この人わかってない」ってその人の人間性まで否定している様なことがありました。それが、「こういう考えもあるんだな」と納得したり、「どこでそんな風に思うの?」と興味がわいたりするようになりました。私の場合、嫌いで思い出すと気分が重く苦しい感じの人がいたんです。その人の印象が、軽い感じのキライになりました(笑)。この感覚は今までまったくなかった感覚です。こんな形のラクがあると思っていませんでした。
松島 そういう解決の仕方もあるんですよね。
住谷 良いとか悪いとか、正解とか不正解ではなくて、色んな方向性でOKと教えてくれたのがadvanced NLPですね。
松島 これが正解って基本的に無いですからね。自分の納得する答えが出たんですね。よかったですね。
住谷 スッキリキライは、私の中で大きいです(笑)。
松島 住谷さんは、日常に照らしてワークをやられていたじゃないですか。成果出ないわけがないって私は思ってました。基本的に起きないんですけど、授業は授業で日常は日常と分離してしまっていると単にお勉強になっちゃうんですよね。日常で生活を豊かにする為に扱うものなのでそういうのを住谷さんは行動で示されてたんじゃないかなと思うんですよね。
住谷 ありがとうございます。初級の初めの頃は習ってるんだから「やらなくちゃいけない」と思ってやっていたんです。 さあ、今から進化版の NLPの時間です!みたいな。実際に講座のときだけ進化版の NLPを体験して変化を感じる、帰宅するとこれまでと同じ日常という感じでした。 それが中級を始めた頃から、自然に日常生活の中に浮かんでくるのを感じました。
子どもやクライアントさんとしゃべっている時に、ほんとに次々と別の考え方だったり、ワードだったりがポンポン湧き出るようになりました。 あと言葉をすごく選んで発するようになっていて、自分で自分の言葉に良い意味でびっくりすることが増えました。 嬉しい瞬間です。
松島 それは理想的ですね。 ココではエクササイズの数が多いのでやり続けて行って、経験的にも知的にも深めていくじゃないですか。 そういう中で自然と身に付くんですよ。
住谷 身に付く、が一番重要ですね。 ただ、中級で躓いたのが、知的にという事で色々な専門用語的なものだったり、 それぞれのワークの名称ににとらわれかけた時があったんです。専門用語が頭に入らない!と。 その時は難しいと思いそうでした。
松島 専門用語が多いですからね。 ココのベーシックコースでは使わないようにしているんですが、スタンダードコースでは存分に使います。
住谷 その必要性も今はわかりました。実際に科学的に考えたり、専門用語も照らし合わせて整理すると新たな発見や気づきがさらに増えました。 ただここに集中しすぎるとヘンに固まって進化版の NLPではなくなるんじゃないかなと思いました。
松島 基本的には、一番初めに優先されるのは使えることです。 実際にそれを体現できている。それが出来た後にそれがどのように成果が出るのかがわかる。 その後に専門的な用語を理解している。 人によっては、専門用語を知っているんだけれども違う用語で伝えることも出来るし、専門的にも伝えられる。 そういう段階がありますね。クラッシックNLPではこれが逆になっています。
住谷 言葉も赤ちゃんの時は、とにかく文法なんで関係なしに聞いて使って覚える。ある程度使えるようになってから文法や敬語などの種類について学んで、 さらに適切にうまく言葉をつかえるようになる、それと同じような感じですね。
松島 そうです。そう考えると、住谷さんは順調に行ってるっていうことだと思いますよ。 トレーナーとして伝える側になっていくと、使う能力が違うんですよね。 基本は、使うことだと思います。 それを理屈ではなく体現して伝えるのが一番伝わるので、それを元に理屈で説明できる。 体感しないで知識だけ知っていて説明している人は、NLPをやっているのではないと私はジョンさんから教わりました。 そう考えると凄い順調だと思います。優秀だなぁと。
住谷 そう言っていただけると嬉しいです。
松島 これが逆転しているとゼロなんです。んーむしろマイナスかな。 結構シビアな事言ってました。確かカルメンさんが仰ってたと思うんですけど、講師をやっている人がいても、「 この人全くわかっていない。いっぱい知ってるけど、やっていない。」って。これでは初級ですらないんですね。 厳しいようですけど、私もそう思います。このことは自分への戒めの言葉にもなっています。
住谷 仕事としてセッションの中でもしっかりと使っていきたいと思っています。 学んでからクライアント様から「住谷さんの言葉はわかりやすいですけど、今までより、もっとわかりやすくなりました!」と嬉しいお言葉を頂きました。
松島 無意識レベルで変わってくるので、気づかないうちに変わってきているわけですね。 周りの方は気づいているんですよね。 私が最近やせてきたのも(笑)
住谷 松島先生、やせましたよ。ホント! 周りの反応が大きく変わってきたので、自分でも変化を実感できるようになってきました。
松島 知らないうちに、望ましい結果が出てきたんですね。
住谷 そうですね。ちょっと話は変わりますが、ベーシックコースまではワークを誰かに「やってもらう」ことで変化が起こると思っていた時期もありました。 教室に行かないと元気になれない!みたいに(笑)。 自分で、自分自身のガイドができなかったんです。やはり最初は、第1ポジション(主観)から離れられていなかったんだな、と今ならわかります。 スタンダードコースに進んだ頃から、回数と経験を重ねれば自分でもできるぞ!と思うようになりました。
松島 スタンダードコースまで行くと習熟領域です。やっぱり人が成長するには、スキル化するには時間が必要なんですよね。
住谷 時間ですね。個人差はあっても、繰り返す力は大きいと思います。 人によっては成果をトランスの中で感じる方もいて、超常現象のようだと体験する方もいます。 もちろんそこにヒットする方もいらっしゃるんですけど、そこで怪しいなとか、なんとか商法なんじゃないのと警戒する方もありました。
松島 進化版の NLPは凄く現実的なので、何の根拠も無いことはやらないんですよね。 実際に体験していることなので、人によっては色んな体験があるかもしれないですけどね。
住谷 魂であるとか、波動であるとか、エナジーであるとか色んな表現がありますよね。 松島先生の授業の中ではそういう話がなくて、リアルな話で進められていました。それが私には安心感がありました。 勉強会でもスピリチュアル的にとらえることには、様々な意見がありました。
良い悪いではなく、その人にとっては意味があるかもしれない、という考えが出てきて納得したんです。 こういう良い悪いにとらわれない考え方がすぐに出来るのが凄いなと思います。 仲間と話しているとテンションがドンドンあがるんですよ。
松島 私の周りにはスピリチュアルが好きな人がたくさんいるんですけど、それが客観的な事実として誰でもが確認できるものなのか、 それが主観的な話なのかという区別をしていかないと、進化版の NLPじゃなくなっちゃうんですよね。 ジョンさんも客観的な事実だけ、根拠のあるものだけでやっていくものなので、そういう説明できないようなことがあるかもしれないけど。
住谷 今の客観的事実というのは、意味が広いですよね?
松島 例えば、量子力学的なものですか? そういった証がされてきているものがどんどん一般化されていくと、今まで説明できなかったものが事実としてあるという事に なったのであるならば、それは進化版のNLPの一部になっていくんだと思います。
そうなってない時は、それって証明が出来ないじゃないですか? 例えば前世とか。あるかもしれないし、無いかもしれない。 あるということが証明されない限り、あるという前提で話はしない。 あなたはあると信じているんですね。でも、無いかもしれないですよね?って。
住谷 そこなんですよね。 客観的事実というのも、100人中100人にあてはまるものと、100人中30人に当てはまるものがあるじゃないですか?
松島 どういうことですか? 基本的には、知覚ベースということです。 ここに、茶色いテーブルがあるとか。これは誰もが確認できるわけじゃないですか? これは事実。これが好きか嫌いかになってくると主観的になってくるので、それは各人各様だよねと。 あと、幽霊がいるというのを体験した人がいるかもしれないけれど、体験してない人がいるならば、いるとは言えない。 そういうスタンスですね。
でも、存在としていることが証明されましたって発表されるかもしれないじゃないですか? そしたら、それが事実になりますよね。 例えば、地球が丸いってこと。自分の肉眼で確認はしてないけど映像で取られているので確認することが出来る。 あれは、事実。地球が平らだって思っている人には間違っていたんだ客観的に・・・ということですよね。
住谷 今の話でいくと、私たちは地球が丸いというのは肉眼では見てないじゃないですか? 映像で見てますよね?映像あるものを事実とするなら、それこそ幽霊も映像であるじゃないって・・・
松島 おぉ~(鋭い) 信じるか信じないかって話になってくると、自分も体験はしてるんですけどそれは錯覚かもしれないとも思うんですよね。 信じてない人は色々言うわけですよ。 これは、光の現象でこういうことが映ったとか。
住谷 屈折率がどうのこうのとかありますよね。
松島 言い切れないので。
住谷 今みたいな話でも、色んな感覚が出てきます。というか今の質問も私の意識とは違うところから出てきてるんですよ。
松島 ふって湧いてきたんですかね。
住谷 そうなんです。 それが、自分でもびっくりするんです。特にクライアントさんと話しをしていると、だんだん勝手に口が動くような感覚の時もあります。 意識的にこう言ってあげよう、と必死になるのではなく自然に湧き出す言葉に出会います。 今まで自分が使ったことが無いような表現だったり言葉が出てくるんですよね。
松島 それがadvanced NLPなんですよね。それを体験して欲しいんですよね。
住谷 自分でその言葉を聞いて、おぉ~と感動する時もあるくらい(笑)。後で思い出してノートに書こうとすると、もうさっぱりわからないんですよ。
松島 思い出せないんですよね。
住谷 何言った?私・・・みたいな(笑)
松島 それは、その人特有の素晴らしい創造の力なんでしょうね。
住谷 実際の成果の一つを今、思い出しました。先日、子どもがひどく落ち込むことがあったんです。「私はだめだ」と部屋で自分の世界にどっぷりはまっていたんです。 そんな時、以前は色んな言葉でなんとか励まそうとしていたんです。
でも、今回はだめだと内側の感覚に入り込んでいる姿を見て、まずハンドマッサージで現実の触覚に感覚にアプローチをしたんです。 その次に、部屋にあるものを3つ言ってみて、と視覚でも外の感覚へ、誘導しました。 子どもは半分怒りながらも、部屋にあるもの3つ言ったんです。机と、椅子とお母さん。と。 そこで、じゃあ後もう2つ言ってくれる?と続けました。 娘はポスターとカーテンと答えて。
松島 4Teを感じさせてパターン中断させたんですね。
住谷 そうなんです。それでも、まだ表情は硬めでしたがちょっと変わったなと感じたんです。 いきなり笑顔にはなりませんけど、もう大丈夫だな、と私の感覚で感じました。 そして私は部屋から出たんですよ。 そしたら、次の日、「昨日手触ってもらったの良かったわ。あれで手の震えが止まった」と言ってくれたんです。 この時は子どもの状態も良さそうだったので、ステイトやパターンについて話をしました。 へえ~~~と、今までになく子ども納得して、話に集中してきたんです。
「これからは自分でメンタルをコントロールしていけるようになりたい」と前向きな言葉があふれてきたんです。 一気に成長を感じて感動しました! なのに、3日後にはまたイライラして落ち込んでいる子どもがいました。 せっかく気づいてたのに、「こないだ、前向きなこと言ってたやん」と確認してみると「そんなん知らん!」の一言。 あの感動的な成長はどこいったー?素晴らしい気づきだったのに。ちょっとがっかりしました。 今思うと、あのテンションと気付きをアンカーリングしておけばよかったんですよね。もったいないことをしました。
松島 安定しなかったんですね。
住谷 そうなんですよ。やっぱり1回できただけでは、まだ足りませんね。 身に付くには、回数が必要!だということですね。
松島 全ては学びの機会ですからね。
住谷 そうですね。身についてないんですね。 でも時々advanced NLP的な言葉や姿勢を、子どもから感じるんです。 あれ?まだ教えてないのに何で?と思うんですけど嬉しいです。
松島 お母さんをモデリングしてるんでしょうね。
住谷 そうだと嬉しいです! ということは、私がやれているってことよね?よし!なんて思ったりしています(笑)。
松島 それが一番速い学習です。 自分で取り入れているんで。
住谷 子どもが落ち込んでいるのを見ると、私がもっと実践しようと思います。 子どもがモデリングしてくれる私になりたいです。 子どものことでも、以前ならどうしよう、何で?って不安になるしかなかったことも 今は、ワークをあぁやろうかな?こうやろうかな?とかそういうことが出てきています。 理由も可能性も、こうかも、ああかも、こっちかもという風に、時間はかかっても進んでいきます。
松島 どうしたらいいかって発想が出ますからね。
住谷 起こったこと、過去にとらわれませんね。だから今からどうするを考えますし、今からを見ます。 話は戻りますけど、先ほど、TOTEをもう教えなくてもいいみたいな話が出てましたよね。 こうやってみて、あかんかったらこっちだしな、こうやってみてあかんかったらこっち。 というのが自然に出てくるんですよね。 だから、あえてそれをTOTEとして分類して学習としなくてもいいということですか?
松島 そうですね。 失敗は無いって言うのは、本当にその通りだなっていうか。 上手くいかないんだったら、違うやり方をやってみる。
住谷 上手くいかかなかったからこそ、気付く道がありますよね。 何らかの方法で目的地にはたどり着くとは思うんですけど、結果も1つじゃないし、得るものは無限大です。 そう考えると、回り道、寄り道もどんどんやってみたいです(笑)。 失敗が楽しく感じたり、次へのチャレンジチャンス到来!どんどんチャレンジしたくなります。 そしたら、人生って短いっ(笑)。
松島 あっという間に過ぎちゃうみたいな。
住谷 そうなんです。だから限られた短い時間だからこそ、もっと楽しまないとソン!だと思います。 損得で考えるのは関西人の特色みたいですね(笑)。 進化版の NLPは嫌なことを解消するスキルだと思ってたんですけど、人生を何十倍何百倍も楽しめる方法だと思います。
松島 どこに使うかなんですよね。嫌なことを解決することもできますし、楽しいことをどんどん倍増させることも出来るので
住谷 映画1本見ても、楽しみ方が半端じゃないです。 人は人生を作り上げるために生きているんだと思うんです。 小さいパーツ一つ一つを自分で作って、組み合わせて。 家に例えるなら、何となく建ってきてるようでもパーツがちょっとずつ合わないだけでゆがみますよね。
進化版のNLPは後からでもそのパーツを修正していけるものだと思います。 そして、パーツのゆがみが直ると全体がピシッとできあがる。 車だったら、パーツがゆがんだり足りないと走りませんよね。いくら外観が立派でも。 それを修正して、自分のスピードで気持ち良く走れるようになるのが進化版の NLPだと思います。
松島 今後の活動としては、どういうことをやって行きたいというのはありますか?
住谷 自分が本当にラクになったので、この経験を私からつながる人にしっかり伝えていきます。 そのために、勉強会の開催でまず「習った」を「身についた」にする場をつくりました。 皆様のご参加、お待ちしています! そして、子どもたちにもっとのびのびと成長してほしいので先生や、親御さんに伝える機会をつくりたいと思っています。 学校や、企業でのセミナーを開催を実現したいですね。
松島 住谷さんとしては、どんな人が進化版の NLPをやるといいと思いますか?
住谷 子育てにかかわる方には、特にやってほしいと思います。 そして、自分で、私はここがあかんねんっていう人。自分を好きになれない人。人生を楽しみたい人ですね。 自分が変わりたいと望んでいる人には特にオススメです。
松島 苦しんで、自分の良さが出せていないという人ですかね? まじめな人ほどそうなりがちなんでしょうけどね。
住谷 そうなんです。 予防医療とも共通するんですけど、心もからだも病気じゃないうちに、病気にならないように予防が重要です。 太らないうちに、太らないようにしておくこととか(笑)。
松島 問題が大きくなる前に解決していくという方が速やかにいけるんですもんね。
住谷 労力も多いより少ない方を選びたいです!その方がお得じゃないですか。(また関西人の感覚!?) 労力を使うことが喜びの人はそれでもいいのかもしれないんですけど。 できるだけラクに、カンタンにをお望みの方には進化版の NLPはぴったりです。 健康な心と身体をもってるならそれを大切に、痛めないように大事にしてあげようよ、と思います。
当たり前なことは、一瞬で当たり前でなくなります。当たり前が最幸です。 看護師として働いていた時、生きたくても生きられなかった多くの命に出会いました。 本当に生きたくて生きたくて。 その命のためにも、生きている私たちはしっかり楽しんで生きないと!と思っています。
松島 お子さんとか、親子関係とかその点が健全な関係が作れると、生き生きとしたことができるんだよということが 伝えられたらいいですよね。
住谷 そうですね。心(感情)って人間が持ってる素晴らしい機能の一つだと思います。 沢山のプラスを取り入れて、それを有効に使えるようになったらと思います。
松島 住谷さん、今日は貴重なお時間とお話を聴かせていただいてありがとうございました。
住谷さん(以下敬称略) 看護師の知識と経験をもとに、セラピスト・講師活動をしています。2007年からAQUA REST(アクアレスト)を主宰しています。健康を、心とからだの両方から捉えてケアを提供しています。
松島 NLPはどういうきっかけでやろうと思われたんですか?
住谷 理由はいくつかあるんですが、1つは私自身がメンタル的に弱い、メンタルを強くする方法を学びたいと思っていました。2つめは、大切な子どもの支えになりたい ということです。私のメンタルはホント豆腐のような根性で、すぐくじけます(笑)。人のたった一言に落ち込むこともよくありました。
人の目も気になっていました。看護師、セラピストとしてもまだ自分の力不足を感じることもあったんです。育児では、色んなことがありました。不登校の時もあったんですが何とか乗り越えてきました。でももっと、もっと子どもの助けになる力を持ちたいと思ったんです。
そんな時、別件で尋ねたビルで(他社の)NLPの体験講座があったんです。1時間くらいの体験講座は、驚きと興味でいっぱいでした。最初に、心はプログラムです、そう言われたんですよ。プログラムですよ!パソコンと一緒!?!?はあ!?って感じでしたね。しんどい、イラつく、怖い、不安、とにかく私がしんどくなる感情がすべてプログラム!?どーゆーことよ!?って。
でも、次の瞬間「だから何度でも上書きができるんですよ!しかも自分で自分の都合の良いように!」と言われたんです。この瞬間、それやります!という答えしかなかったです(笑)都合よく上書きして書き換えたら、都合よく勝手に動く。カンタン~♪(笑)かもしれない、と考えたわけです。
松島 実際にどうでしたか?
住谷 最初は別の団体で少し受講しました。すると、数時間の受講でどんどんラクになるんです。心の仕組みが分かってすっきりして。このプログラムの上書きは本当にスゴイ!と思いました。そうしたら、自分がラクになるだけじゃなく子どもや、大切な人達に伝えたいという気持ちが湧いてきたんです。伝える為には正しい知識を持っていなくては!もっとしっかり自分のものにしなくては!と次の目標ができました。
そこからNLPを学べるスクールを探していたんです。そうしたら、さらなる驚きがあったんです!創始者のジョン・グリンダー氏がこれまでのNLPのエラーを発見した と。ええ!?私が感動して、これから学ぼうとしているのにエラー!?って、と正直焦りましたよ。でも、創始者のグリンダー氏が発見したので、現在も修正して進化中、とあったんです。
進化版のNLPですね。医学界でも今日の常識が明日の非常識ということがあります。新しい考えやさらに効果的な方法は出て当然なんです。創始者が関わっているからこそ、その修正も早く、それをリアルタイムで学べる!しかも日本で。このチャンス、絶対つかもう!と即決しました。そしてベーシックコース~スタンダードコースまで進みました。
松島 日々進化するという事で、私としては困ることも起きてきたんですけどね。古いことはやらなくてもいいと言い出されて。確かにやったほうがいいものと、やらなくてもいいものがあるなと私は思っているんですけどね。
住谷 やったほうがいいものと、やらなくてもいいものっていうのはどういうものなんですか?
松島 クラシックNLP(古いNLP)の内容も今はやっているんですが、それは原点であるので、受講生が知っておいたほうがいいかなと思っていたんですけど、でもそれをやっていると進化版のNLP(現、advanced NLP)がわからなくなるかなとも思ってるんですよね。
住谷 クラシックNLPの内容は、何の為に知っておいたほうがいいと思われるんですか?比較のためですか?
松島 日本って文化があって、民族性があるじゃないですか?これを外しちゃうと問題あるなっていうのがあって。例えば、メタポジションってあるじゃないですか。ジョンさんにそれはなくていいと言われたんですが、私はそうは思わないんですよね。日本では、第3ポジション(客観的立場)に立ちにくい人が多いと私は思うので、その外側に立つことで第3ポジションにも立ちやすくなると思うんですね。
それとTOTEも教える必要ないって言われました。日本人は、失敗して落ち込む人って多いと私は思うんですね。これがあると失敗は無いんだって思える可能性が高まる。だから、これは少なくとも残したいなと私は思ってるんですけどね。
住谷 民族性は大きいと思います。普段自分を出さない日本人だからこそ、「自分(第一ポジション)」のこだわりが強いような。これが染みついて性格となっているところもあると思います。TOTEをやらなくていいポイントはなんでしょう?
松島 無駄な知識はつけさせなくていいって事だと思うんですけどね。重要なことにフォーカスさせた方がいいということで。6ステップもロバートディルツバージョンを今まで教えてきましたが、これはやらないで欲しいと言われました。無意識シグナルも、動くバージョンではなくて、それよりはSOSシグナルを使う。これは自然発生的なシグナルなので、まずはこれを使う。
次は、スタンダードシグナル。これは座ったまま送られてくるシグナルのこと。スウェイは例えばコーチングとかカウンセリングとかで時間が無くて緊急用でやるものでメインでやるものではないと言われました。SRCFももう教えなくていいと言われました。
住谷 重要なことにフォーカスする、というところに絞り込むということでしょうか。本当にリアルに変わっていってるんですね。私が学びを終えて2か月ほどでもう変化。ビューンって音も聞こえないくらい速いですね(笑)。もっともっとシンプルに、もっと速い結果へ、プロセスだけが本当に明確になっているように感じます。
東京でグリンダー氏の特別講演に参加しました。その中でも、「シンプルに」というのは凄く感じました。グリンダー氏の誘導する言葉のひとつひとつは、段階があるなと感じましたが見事にフレームだけに解体していくんです。
その変化を新幹線のスピードに例えられてたんですけど、その通りですね。(進化版のNLPは新幹線、古いNLPは各駅停車)先の話に戻ると、日本の文化や民族性という事ですが、細やかなので一つ一つの段階を丁寧に追っていくのは得意なんですよね。でも、一つ一つに焦点があいすぎてそこにこだわると、軸がぶれる(全体が見えない)、段階が目的になるという事もありえるんですか?
松島 あり得ると思います。
住谷 今私は、クライアント様に活用してセッションの提供もしているんですが丁寧にテキストを見直したり、とにかく自分の日常でバンバン、ワークを取り入れてるんです。授業中は細かいこと(手順)を気にする授業では無かったじゃないですか?(笑)。なので今、あえて手順をゆっくり見て、ひとつひとつ何をやってるのか考える、ということをしています。
すると、その中でさらに気づくことがあるんです。新たな変化もあります。ワークの度に違う答えが飛び出してくる感じです。これはシンプルに習って、先に結果を実感した経験があるからこその成果だと感じています。
理論にとらわれて頭で文章を理解して、わかったつもり、できたつもりのことが多いじゃないですか。だから、とにかく最初は実践して体験する、そして実感する。ボールの投げ方を力学や理論をもとにならって手順を理解するのではなくて、とにかく、ボールを投げてみる、という感じですね。
それを、更にもっともっとシンプルにすると言われてるんですよね?どうなるんでしょうね!それで成果が出たら、もの凄い簡単ですよね。この先もNLPの変化は楽しみです。子どもに伝える意味でも、「これからもっとシンプルになっていく」というのには凄く興味があります。反面、まだシンプルに出来るんだ!これ以上に!?って驚きました。
松島 そのシンプルさって、気をつけないとついていけないくらいシンプルになってしまう可能性があるんですよね。前にジョンさんがそんなにワークのパターンは無くてもいいと言っていました。色々やってきて思うんだけれども、卓越性の連鎖と、ハイパフォーマンスゲームと、Nステップリフレーミングさえ出来ればいいんだと言ってたんですよね。
極めて行くとそうなるのかもしれないんですけどね。確かに余計なことをやってしまって、余計難しくしている部分もあるかもしれないので、そこは削って、そういったものとの折り合いでしょうね。
住谷 東京の講座でもジョンさんは、ハイパフォーマンスゲームをすること、NO MIND(無)でハイパフォーマンス状態になることに重点を置いて説明されていました。ハイパフォーマンスゲームをやってステイト(状態)がよくなれば、間違えようが無い、間違うことができないはず、と言われたんです。間違いたくても、間違えれない!! 本当にその通りだ、とにかくステイトだ!と思いました。
私自身、スタンダードコースの宿題レポートで、「ステイトが重要である」ってしっかり書いてるんですよ(笑)。そうすると、さっき子どもにもどうやって伝えるか考え中と言いましたけど、そういう事ではなくて、一緒にハイパフォーマンスゲームさえすればいいんじゃない?と思ったんですよ。でもそれも、拒否されるんですけどね(笑)。では、ハイパフォーマンスゲームに取り組むには??さてどおする?なんです。
松島 それがコーチングですよ
住谷 そうなんですよね~。ここがコーチングなんですね、もっとコーチング力をつけていきます。
松島 話しは変わりますが、進化版の NLPを初めた時の印象ってどういうものですか?イメージと違ったとか。
住谷 ある意味、イメージと違ったかもしれません。というのはクラッシクNLPの印象は、すぐ変化できるもの、だったんです。確かに変化は毎回あるんですけど進化版の NLPを習い始めたころは、オセロの駒を一つ一つ地道にひっくり返していく感じでした。どの駒をひっくり返すかは私の自由でタイミングも自由。だからある意味ジワジワすぎてなんだかよくわかりませんでした。
松島 その印象はどうなったんですか?
住谷 あるところからひっくり返っている駒が多いことに気付いた感じです。あれ、いつの間にかこんなに変わってたと。さらにそれがオセロ盤の上だけでなくどこまでも広がっていって、白と黒の駒だけじゃなく、カラーにもなって、勢いもましてきてもう、何でもアリ!みたいになりました。
ある瞬間に、ばあーーーーーっと波のように変わっていくような、そんな感じです。進化版の NLPはすべてが自由なんですよね。だから、誘導されること、答えが提示されることになれていると戸惑いもあるかもしれません。
最初、私は自分の中でここまで良くなるはず、というゴールを先に決めてしまうようになっていました。ラクになるはず、精神レベルも高いレベルにすぐ行けるはずだと。
例えば、あるワークをして落ち込んでいた気持ちがレベルアップして、状態を1から5にアップさせたとします。だから他の出来事でも、5には絶対到達できるはず!と。もしくは、もう1になるはずがない、1になったらおかしいくらいの感覚でした。でも時には、結果は5までいかず2とか3までだった。こうなる結果は、自分のスキルの無さだと、能力のなさをそこで感じていました。私はやっぱりできないんだと。
でも、3の時もあるし、5の時もあると思わせてくれたのはadvanced NLPでした。1のままであっても実は得ていることもあるよねって。そしたら、1.5でもいいし100でもいいし、結果にとらわれない自分がどんどん出てきました。メタポジションからみることを体験すると、これがわかるようになりました。初級コースの後半くらいから特にそういう意識にかわりました。それがスタンダードコースで確信になっていきました。
松島 基本的には頑張らないって感じですからね。こういう時もあるんだよなぁ~と。
住谷 頑張らないというのが、ほんとうに心地良いです。今でも、瞬間瞬間は、とらわれている自分もまだいます。それが、とらわれる回数が少なくなって、時間も短くなっています。余分な力が抜けて、自分の波にうまくのれるようになった感覚も感じます。
松島 進化版の NLPをやって、どんな成果がありましたか?
住谷 何をやっても楽しい。嫌だ、とかムカつくとか、イライラすることが減りました。そして、いろんな方向で、いろんな考えで物事を見ることができるようになりました。人の言葉も、冷静に聞けるようになりました。講座的に言うと人の地図をみるのが楽しいです。
落ち込むことはもちろんあるんですけど、すぐ浮かんでこれます。それも無理なくすっと浮いてくる感覚です。色々な見方って一般的にも言いますけど、色んな方向から見るてるつもり、だったと今はわかります。メタポジションの見方、聞き方や感じ方ができると実感できますね。その結果、楽しいことをさらに大きく楽しめるようになりました。楽しいも、うれしいも、幸せだな、と思うプラスこともその種類や、バリエーションが増えました。だから、前よりもずっと楽しいし、うれしい!を感じます。
進化版のNLPを習ってからはプラスが倍増以上に増ています。しんどい、苦しい、ツライと思うことは激減して、自分が不幸の下に生まれた、とは全く思いません(笑)。エッセンスの一杯詰まった人生だな、と今は思います。
でも、子どもには思うように伝えられていなくて。ちょっとした言葉でもすぐ拒否反応が出てしまうんです。4Teも4Tiも、向き合うこと、時間をかけて考えることを拒否するんですよ。すぐイライラして、「むつかしそうやから、わからん!もーいい」と。私が習ったことをそのままコピーではダメなんですよ。親子関係というのも一つの壁かもしれませんけど。そこでまた、発見!!なんです!話をまともに聞いてくれない子どもを前にして、私的には、知覚ポジションチェンジが役立っています。
やってみると、ただスマホを触って座って話を聞かない子どもの気持ちがふっと出てくるんです。頑張っているのが伝わってきたりします。私の心なのに、娘の心が湧いていくるような感覚です。私自身がワークをするのは、子どもと話をした後になるんですけどワークで気付いたことは、早めに伝えるようにしています。
たとえば、次の日に声をかけます。「昨日の話のときにはわからんんかったけど、〇〇ちゃんは前より頑張ろうとしてるねんな。ほんま頑張ってると思う!そこはスゴイよ。とりあえず、頑張ってるなって思ったから伝えとくね」みたいな感じです。言われた子どもは「はぁ・・・どーしたん?」てキョトンとする時もありますけど(笑)。
先日、講座の仲間と勉強会をしたんですけど、そこでもみんなそれぞれ考え方捉え方が違うんです。結構議論に熱が入ったんですけど、愚痴や否定の言葉が一言も出ないんです。自分と違う意見を聞いても、腹が立つとかムカつくとかそういうマイナスの感情が起こってこないんですね。
松島 それは、前は起きていたという事ですか?
住谷 はい。自分と違う意見を聞いたときに、そんなことないって「この人わかってない」ってその人の人間性まで否定している様なことがありました。それが、「こういう考えもあるんだな」と納得したり、「どこでそんな風に思うの?」と興味がわいたりするようになりました。私の場合、嫌いで思い出すと気分が重く苦しい感じの人がいたんです。その人の印象が、軽い感じのキライになりました(笑)。この感覚は今までまったくなかった感覚です。こんな形のラクがあると思っていませんでした。
松島 そういう解決の仕方もあるんですよね。
住谷 良いとか悪いとか、正解とか不正解ではなくて、色んな方向性でOKと教えてくれたのがadvanced NLPですね。
松島 これが正解って基本的に無いですからね。自分の納得する答えが出たんですね。よかったですね。
住谷 スッキリキライは、私の中で大きいです(笑)。
松島 住谷さんは、日常に照らしてワークをやられていたじゃないですか。成果出ないわけがないって私は思ってました。基本的に起きないんですけど、授業は授業で日常は日常と分離してしまっていると単にお勉強になっちゃうんですよね。日常で生活を豊かにする為に扱うものなのでそういうのを住谷さんは行動で示されてたんじゃないかなと思うんですよね。
住谷 ありがとうございます。初級の初めの頃は習ってるんだから「やらなくちゃいけない」と思ってやっていたんです。 さあ、今から進化版の NLPの時間です!みたいな。実際に講座のときだけ進化版の NLPを体験して変化を感じる、帰宅するとこれまでと同じ日常という感じでした。 それが中級を始めた頃から、自然に日常生活の中に浮かんでくるのを感じました。
子どもやクライアントさんとしゃべっている時に、ほんとに次々と別の考え方だったり、ワードだったりがポンポン湧き出るようになりました。 あと言葉をすごく選んで発するようになっていて、自分で自分の言葉に良い意味でびっくりすることが増えました。 嬉しい瞬間です。
松島 それは理想的ですね。 ココではエクササイズの数が多いのでやり続けて行って、経験的にも知的にも深めていくじゃないですか。 そういう中で自然と身に付くんですよ。
住谷 身に付く、が一番重要ですね。 ただ、中級で躓いたのが、知的にという事で色々な専門用語的なものだったり、 それぞれのワークの名称ににとらわれかけた時があったんです。専門用語が頭に入らない!と。 その時は難しいと思いそうでした。
松島 専門用語が多いですからね。 ココのベーシックコースでは使わないようにしているんですが、スタンダードコースでは存分に使います。
住谷 その必要性も今はわかりました。実際に科学的に考えたり、専門用語も照らし合わせて整理すると新たな発見や気づきがさらに増えました。 ただここに集中しすぎるとヘンに固まって進化版の NLPではなくなるんじゃないかなと思いました。
松島 基本的には、一番初めに優先されるのは使えることです。 実際にそれを体現できている。それが出来た後にそれがどのように成果が出るのかがわかる。 その後に専門的な用語を理解している。 人によっては、専門用語を知っているんだけれども違う用語で伝えることも出来るし、専門的にも伝えられる。 そういう段階がありますね。クラッシックNLPではこれが逆になっています。
住谷 言葉も赤ちゃんの時は、とにかく文法なんで関係なしに聞いて使って覚える。ある程度使えるようになってから文法や敬語などの種類について学んで、 さらに適切にうまく言葉をつかえるようになる、それと同じような感じですね。
松島 そうです。そう考えると、住谷さんは順調に行ってるっていうことだと思いますよ。 トレーナーとして伝える側になっていくと、使う能力が違うんですよね。 基本は、使うことだと思います。 それを理屈ではなく体現して伝えるのが一番伝わるので、それを元に理屈で説明できる。 体感しないで知識だけ知っていて説明している人は、NLPをやっているのではないと私はジョンさんから教わりました。 そう考えると凄い順調だと思います。優秀だなぁと。
住谷 そう言っていただけると嬉しいです。
松島 これが逆転しているとゼロなんです。んーむしろマイナスかな。 結構シビアな事言ってました。確かカルメンさんが仰ってたと思うんですけど、講師をやっている人がいても、「 この人全くわかっていない。いっぱい知ってるけど、やっていない。」って。これでは初級ですらないんですね。 厳しいようですけど、私もそう思います。このことは自分への戒めの言葉にもなっています。
住谷 仕事としてセッションの中でもしっかりと使っていきたいと思っています。 学んでからクライアント様から「住谷さんの言葉はわかりやすいですけど、今までより、もっとわかりやすくなりました!」と嬉しいお言葉を頂きました。
松島 無意識レベルで変わってくるので、気づかないうちに変わってきているわけですね。 周りの方は気づいているんですよね。 私が最近やせてきたのも(笑)
住谷 松島先生、やせましたよ。ホント! 周りの反応が大きく変わってきたので、自分でも変化を実感できるようになってきました。
松島 知らないうちに、望ましい結果が出てきたんですね。
住谷 そうですね。ちょっと話は変わりますが、ベーシックコースまではワークを誰かに「やってもらう」ことで変化が起こると思っていた時期もありました。 教室に行かないと元気になれない!みたいに(笑)。 自分で、自分自身のガイドができなかったんです。やはり最初は、第1ポジション(主観)から離れられていなかったんだな、と今ならわかります。 スタンダードコースに進んだ頃から、回数と経験を重ねれば自分でもできるぞ!と思うようになりました。
松島 スタンダードコースまで行くと習熟領域です。やっぱり人が成長するには、スキル化するには時間が必要なんですよね。
住谷 時間ですね。個人差はあっても、繰り返す力は大きいと思います。 人によっては成果をトランスの中で感じる方もいて、超常現象のようだと体験する方もいます。 もちろんそこにヒットする方もいらっしゃるんですけど、そこで怪しいなとか、なんとか商法なんじゃないのと警戒する方もありました。
松島 進化版の NLPは凄く現実的なので、何の根拠も無いことはやらないんですよね。 実際に体験していることなので、人によっては色んな体験があるかもしれないですけどね。
住谷 魂であるとか、波動であるとか、エナジーであるとか色んな表現がありますよね。 松島先生の授業の中ではそういう話がなくて、リアルな話で進められていました。それが私には安心感がありました。 勉強会でもスピリチュアル的にとらえることには、様々な意見がありました。
良い悪いではなく、その人にとっては意味があるかもしれない、という考えが出てきて納得したんです。 こういう良い悪いにとらわれない考え方がすぐに出来るのが凄いなと思います。 仲間と話しているとテンションがドンドンあがるんですよ。
松島 私の周りにはスピリチュアルが好きな人がたくさんいるんですけど、それが客観的な事実として誰でもが確認できるものなのか、 それが主観的な話なのかという区別をしていかないと、進化版の NLPじゃなくなっちゃうんですよね。 ジョンさんも客観的な事実だけ、根拠のあるものだけでやっていくものなので、そういう説明できないようなことがあるかもしれないけど。
住谷 今の客観的事実というのは、意味が広いですよね?
松島 例えば、量子力学的なものですか? そういった証がされてきているものがどんどん一般化されていくと、今まで説明できなかったものが事実としてあるという事に なったのであるならば、それは進化版のNLPの一部になっていくんだと思います。
そうなってない時は、それって証明が出来ないじゃないですか? 例えば前世とか。あるかもしれないし、無いかもしれない。 あるということが証明されない限り、あるという前提で話はしない。 あなたはあると信じているんですね。でも、無いかもしれないですよね?って。
住谷 そこなんですよね。 客観的事実というのも、100人中100人にあてはまるものと、100人中30人に当てはまるものがあるじゃないですか?
松島 どういうことですか? 基本的には、知覚ベースということです。 ここに、茶色いテーブルがあるとか。これは誰もが確認できるわけじゃないですか? これは事実。これが好きか嫌いかになってくると主観的になってくるので、それは各人各様だよねと。 あと、幽霊がいるというのを体験した人がいるかもしれないけれど、体験してない人がいるならば、いるとは言えない。 そういうスタンスですね。
でも、存在としていることが証明されましたって発表されるかもしれないじゃないですか? そしたら、それが事実になりますよね。 例えば、地球が丸いってこと。自分の肉眼で確認はしてないけど映像で取られているので確認することが出来る。 あれは、事実。地球が平らだって思っている人には間違っていたんだ客観的に・・・ということですよね。
住谷 今の話でいくと、私たちは地球が丸いというのは肉眼では見てないじゃないですか? 映像で見てますよね?映像あるものを事実とするなら、それこそ幽霊も映像であるじゃないって・・・
松島 おぉ~(鋭い) 信じるか信じないかって話になってくると、自分も体験はしてるんですけどそれは錯覚かもしれないとも思うんですよね。 信じてない人は色々言うわけですよ。 これは、光の現象でこういうことが映ったとか。
住谷 屈折率がどうのこうのとかありますよね。
松島 言い切れないので。
住谷 今みたいな話でも、色んな感覚が出てきます。というか今の質問も私の意識とは違うところから出てきてるんですよ。
松島 ふって湧いてきたんですかね。
住谷 そうなんです。 それが、自分でもびっくりするんです。特にクライアントさんと話しをしていると、だんだん勝手に口が動くような感覚の時もあります。 意識的にこう言ってあげよう、と必死になるのではなく自然に湧き出す言葉に出会います。 今まで自分が使ったことが無いような表現だったり言葉が出てくるんですよね。
松島 それがadvanced NLPなんですよね。それを体験して欲しいんですよね。
住谷 自分でその言葉を聞いて、おぉ~と感動する時もあるくらい(笑)。後で思い出してノートに書こうとすると、もうさっぱりわからないんですよ。
松島 思い出せないんですよね。
住谷 何言った?私・・・みたいな(笑)
松島 それは、その人特有の素晴らしい創造の力なんでしょうね。
住谷 実際の成果の一つを今、思い出しました。先日、子どもがひどく落ち込むことがあったんです。「私はだめだ」と部屋で自分の世界にどっぷりはまっていたんです。 そんな時、以前は色んな言葉でなんとか励まそうとしていたんです。
でも、今回はだめだと内側の感覚に入り込んでいる姿を見て、まずハンドマッサージで現実の触覚に感覚にアプローチをしたんです。 その次に、部屋にあるものを3つ言ってみて、と視覚でも外の感覚へ、誘導しました。 子どもは半分怒りながらも、部屋にあるもの3つ言ったんです。机と、椅子とお母さん。と。 そこで、じゃあ後もう2つ言ってくれる?と続けました。 娘はポスターとカーテンと答えて。
松島 4Teを感じさせてパターン中断させたんですね。
住谷 そうなんです。それでも、まだ表情は硬めでしたがちょっと変わったなと感じたんです。 いきなり笑顔にはなりませんけど、もう大丈夫だな、と私の感覚で感じました。 そして私は部屋から出たんですよ。 そしたら、次の日、「昨日手触ってもらったの良かったわ。あれで手の震えが止まった」と言ってくれたんです。 この時は子どもの状態も良さそうだったので、ステイトやパターンについて話をしました。 へえ~~~と、今までになく子ども納得して、話に集中してきたんです。
「これからは自分でメンタルをコントロールしていけるようになりたい」と前向きな言葉があふれてきたんです。 一気に成長を感じて感動しました! なのに、3日後にはまたイライラして落ち込んでいる子どもがいました。 せっかく気づいてたのに、「こないだ、前向きなこと言ってたやん」と確認してみると「そんなん知らん!」の一言。 あの感動的な成長はどこいったー?素晴らしい気づきだったのに。ちょっとがっかりしました。 今思うと、あのテンションと気付きをアンカーリングしておけばよかったんですよね。もったいないことをしました。
松島 安定しなかったんですね。
住谷 そうなんですよ。やっぱり1回できただけでは、まだ足りませんね。 身に付くには、回数が必要!だということですね。
松島 全ては学びの機会ですからね。
住谷 そうですね。身についてないんですね。 でも時々advanced NLP的な言葉や姿勢を、子どもから感じるんです。 あれ?まだ教えてないのに何で?と思うんですけど嬉しいです。
松島 お母さんをモデリングしてるんでしょうね。
住谷 そうだと嬉しいです! ということは、私がやれているってことよね?よし!なんて思ったりしています(笑)。
松島 それが一番速い学習です。 自分で取り入れているんで。
住谷 子どもが落ち込んでいるのを見ると、私がもっと実践しようと思います。 子どもがモデリングしてくれる私になりたいです。 子どものことでも、以前ならどうしよう、何で?って不安になるしかなかったことも 今は、ワークをあぁやろうかな?こうやろうかな?とかそういうことが出てきています。 理由も可能性も、こうかも、ああかも、こっちかもという風に、時間はかかっても進んでいきます。
松島 どうしたらいいかって発想が出ますからね。
住谷 起こったこと、過去にとらわれませんね。だから今からどうするを考えますし、今からを見ます。 話は戻りますけど、先ほど、TOTEをもう教えなくてもいいみたいな話が出てましたよね。 こうやってみて、あかんかったらこっちだしな、こうやってみてあかんかったらこっち。 というのが自然に出てくるんですよね。 だから、あえてそれをTOTEとして分類して学習としなくてもいいということですか?
松島 そうですね。 失敗は無いって言うのは、本当にその通りだなっていうか。 上手くいかないんだったら、違うやり方をやってみる。
住谷 上手くいかかなかったからこそ、気付く道がありますよね。 何らかの方法で目的地にはたどり着くとは思うんですけど、結果も1つじゃないし、得るものは無限大です。 そう考えると、回り道、寄り道もどんどんやってみたいです(笑)。 失敗が楽しく感じたり、次へのチャレンジチャンス到来!どんどんチャレンジしたくなります。 そしたら、人生って短いっ(笑)。
松島 あっという間に過ぎちゃうみたいな。
住谷 そうなんです。だから限られた短い時間だからこそ、もっと楽しまないとソン!だと思います。 損得で考えるのは関西人の特色みたいですね(笑)。 進化版の NLPは嫌なことを解消するスキルだと思ってたんですけど、人生を何十倍何百倍も楽しめる方法だと思います。
松島 どこに使うかなんですよね。嫌なことを解決することもできますし、楽しいことをどんどん倍増させることも出来るので
住谷 映画1本見ても、楽しみ方が半端じゃないです。 人は人生を作り上げるために生きているんだと思うんです。 小さいパーツ一つ一つを自分で作って、組み合わせて。 家に例えるなら、何となく建ってきてるようでもパーツがちょっとずつ合わないだけでゆがみますよね。
進化版のNLPは後からでもそのパーツを修正していけるものだと思います。 そして、パーツのゆがみが直ると全体がピシッとできあがる。 車だったら、パーツがゆがんだり足りないと走りませんよね。いくら外観が立派でも。 それを修正して、自分のスピードで気持ち良く走れるようになるのが進化版の NLPだと思います。
松島 今後の活動としては、どういうことをやって行きたいというのはありますか?
住谷 自分が本当にラクになったので、この経験を私からつながる人にしっかり伝えていきます。 そのために、勉強会の開催でまず「習った」を「身についた」にする場をつくりました。 皆様のご参加、お待ちしています! そして、子どもたちにもっとのびのびと成長してほしいので先生や、親御さんに伝える機会をつくりたいと思っています。 学校や、企業でのセミナーを開催を実現したいですね。
松島 住谷さんとしては、どんな人が進化版の NLPをやるといいと思いますか?
住谷 子育てにかかわる方には、特にやってほしいと思います。 そして、自分で、私はここがあかんねんっていう人。自分を好きになれない人。人生を楽しみたい人ですね。 自分が変わりたいと望んでいる人には特にオススメです。
松島 苦しんで、自分の良さが出せていないという人ですかね? まじめな人ほどそうなりがちなんでしょうけどね。
住谷 そうなんです。 予防医療とも共通するんですけど、心もからだも病気じゃないうちに、病気にならないように予防が重要です。 太らないうちに、太らないようにしておくこととか(笑)。
松島 問題が大きくなる前に解決していくという方が速やかにいけるんですもんね。
住谷 労力も多いより少ない方を選びたいです!その方がお得じゃないですか。(また関西人の感覚!?) 労力を使うことが喜びの人はそれでもいいのかもしれないんですけど。 できるだけラクに、カンタンにをお望みの方には進化版の NLPはぴったりです。 健康な心と身体をもってるならそれを大切に、痛めないように大事にしてあげようよ、と思います。
当たり前なことは、一瞬で当たり前でなくなります。当たり前が最幸です。 看護師として働いていた時、生きたくても生きられなかった多くの命に出会いました。 本当に生きたくて生きたくて。 その命のためにも、生きている私たちはしっかり楽しんで生きないと!と思っています。
松島 お子さんとか、親子関係とかその点が健全な関係が作れると、生き生きとしたことができるんだよということが 伝えられたらいいですよね。
住谷 そうですね。心(感情)って人間が持ってる素晴らしい機能の一つだと思います。 沢山のプラスを取り入れて、それを有効に使えるようになったらと思います。
松島 住谷さん、今日は貴重なお時間とお話を聴かせていただいてありがとうございました。
お名前
住谷 彩衣さん
(すみたに あや)
受講講座
NLPベーシックコース、NLPスタンダードコース、NLPプロフェッショナルコース
資格
看護師
NLPプラクティショナー、NLPマスタープラクティショナー
NLPコーチ
上級プロフェッショナル心理カウンセラー
メディカルアロマセラピスト
肥満予防健康管理士(認定講師)
経歴
藍野学院短期大学看護科卒業後、看護師国家資格取得。
小児科、内科、外科、ICUなど多科にわたる20年の看護師経験の後、メディカルアロマセラピストとなる。
クリニックでのアロマセラピストや鍼灸専門学校講師、アロマスクール講師などの経験を重ね、心とからだのホームナース・セラピストとして活動中。
現在、AQUA REST(アクアレスト)主宰
ニールズヤードアロマセラピースクール 解剖生理学講師
グランソール奈良 ストレスドック担当セラピスト
王寺町生涯学習メディカルアロマセラピー講座 などを務める。