- あがり症とは
- あがり症の症状
- 手や足が震える。震えるのではないかと気になる。
- うまく言えず言葉が出ない。しゃべれないのではないかと気になる。
- 赤面する。自分が赤面しているか、赤面するのではないか気になる。
- 汗が出る。汗をかいているか、汗をかくのではないか気になる。
- 緊張する。自分が緊張しているか、緊張するのではないか気になる。
- 電話に出ると緊張する。電話で緊張するのではないか気になる。
- 他人の視線が気になる、他人から注目されていないかと常に感じてしまう。
- 「実際に症状として出ているもの」と「そうなるのではないか?」という予期不安があります。
- そして、「不安や予期不安によって行動できない」という症状もあります。
- あがり症が起きる理由
- 緊張しやすい性格
- 不安を感じやすい性格
- ストレスの多い環境で育つ、住んでいる
- 人前で失敗経験や恥ずかしい思いをしたことがある
- あがり症はどのように克服するか?
- 日常的に不安や緊張、ストレスを感じる場面を減らしていく(リラックスを増やす)
- 過去の失敗経験をなくしていく
- 日本NLP学院ではあがり症を克服させます。
アイ・パターン(アイ・アクセシング・キュー)
アイ・パターン(アイ・アクセシング・キュー)とは、記憶にアクセスするときに、アクセスした五感によって特徴的に表れる目の動きのことです。
また、実際は眼球動作や呼吸や姿勢も含まれます。
一般的には目が上に動けば視覚領域にアクセスし、左右に動けば聴覚領域に、下に動けば触覚・体感覚領域にアクセスしていると言われます。
これは、左利きの50%が反転していると言われています。
アイ・パターン(アイ・アクセシング・キュー)で出来ることは、相手の目の動きや目線を見ることで、コミュニケーション相手が今この瞬間どの情報にアクセスしているか?ということを知ることです。
相手の優位感覚タイプがわかれば、その優位な五感に合わせて情報を伝えてあげると、相手の理解が増しやすいのです。
例えば、上を見るタイプは視覚にアクセスしている可能性があります。
図や写真や絵を使ったり、ジェスチャーで話したり、視覚的な表現を使って説明すると良いでしょう。
ビジネスや営業で成果を上げたい場合は、このように相手の優位感覚タイプがわかると、交渉がスムーズにはかどります。
同じように、相手の目が横にいく傾向であれば聴覚タイプなので、説明的にしっかりと話す方が、相手の理解力が増します。
そして、触覚(体感覚)タイプであれば、身体にまつわる感覚表現を入れていくと相手に伝わりやすいのです。
それでは、目の動きによって五感のどこにアクセスしているかを見てみましょう。
アイ・パターン(アイ・アクセシング・キュー)による目の動きはこちらのとおりです。
左上を見る(Visual Remembered):過去の記憶の視覚イメージを思い出すときです。
右上を見る(Visual Constructed):視覚イメージを構築するときにアクセスします。
左横を見る(Auditory Remembered):左横に目が動くときは過去の記憶の聴覚にアクセスしている時です。
右横を見る(Auditory Constructed):右横は音を選択や構築するときに見る傾向があります。
左下を見る(Auditory Digital):左下は内的対話(聴覚的内部音)と呼ばれます。要は心の中の独り言です。
右下を見る(Kinesthetic):右下は触覚や体感覚です。
このようにアイ・パターン(アイ・アクセシング・キュー)を理解することで、コミュニケーション相手の心のアクセス傾向がわかります。
他にも目の動きに合わせて、呼吸や姿勢など全体的に捉えていくと、相手の傾向や今の優先感覚がわかり、より相手に合わせやすくなります。
これらはNLPベーシックコースで学ぶことが出来ます。
アウトカム
NLPでは目標や望み、ゴールのことをアウトカムと言います。
NLPはコーチングにも使えて、目標や望みの達成もスムーズに行えます。
目標や望みを叶えたい時に、アウトカムを設定することで、それらの成果に向かって到達しやすくすることが可能です。
アウトカムを理解すると、ビジネスや人間関係、恋愛、習い事などにも役にたてることが出来ます。
【アウトカムの設定の注意点】
1,欲しいものを肯定系で表現する
例えばダイエットをしたいと思ったとします。
でも、あなたは外で週に一回はラーメン外食する人です。
その時に、「ラーメンを絶対食べないぞ!」という否定形で望みや目標を設定すると、ラーメンばかりが余計目に入ってくるのです。
脳は否定形を理解する場合、一度イメージをして打ち消す方法しかしりません。
ラーメンが0個や、ラーメンがマイナス1個という考え方は脳の二次的な処理の中で概念的には可能ですが、一次的なラーメン0個というイメージの処理は出来ないのです。
ですから、「ラーメンを絶対食べ」までが脳の無意識にばっちり再生され「ないぞ!」でイメージを消そうとするので、何度も繰り返しイメージしていることになります。
この場合、ふさわしいダイエットの設定は、「毎日健康的な食事をするぞ!」や「ラーメンが食べたくなったら、そばを食べるぞ!」とするのが望ましいのです。
2,自分でマネジメントできるサイズにする
外出先には美味しい誘惑が多かったとします。
おおげさですが、「ダイエットの間ちょっと閉店していて欲しい」というのは、自分ではどうにもできません。
ですから、自分が出来ることを考えます。
「あの通りは誘惑が多いから、いつも通る道を変えていこう」や「ヘルシーなお店の多い通りを歩こう」などが可能です。
3,達成可能なサイズにする
1か月で誰が見てもスーパーモデルのような体型になるぞ!というのは大げさです。
あまりに大げさだと無意識的には「嘘でしょ?」と反発しますので、目標には向かいません。
また、いつまでたっても目標に届かないために、気力がなくなり挫折してしまいがちです。
「一か月で1キロを確実に落とすぞ!」という目標設定が望ましいです。
また、ダイエットの話なので、健康的なやせ方を理解することは絶対必要です。
意図とは目的や目標にある高次の目標や目的、価値観などのことです。
アウトカムを考えたら、達成したら何が得られるのか?と自分に聞いてみます。
「これを得たら何が得られるのか?」
「これを得たら何が満たされるのか?」
例えば、ダイエットしたら何が得られるのか?
人によって意図は違います。
「堂々とコミュニケーションできる」
「人目を気にしないでいられる」
という人もいれば、
「健康的になれる」
「モテる」
という人もいるでしょう。
また、アウトカム自体が、「そんなに欲しいものではなかった」と気づくかもしれません。
これからの人生の目標設定を後悔せず、パワフルにするために意図の確認は重要です。
5,引き寄せの注意
アウトカムを設定したら、良くある「引き寄せ」の間違いを知ってください。
世の中の多くに紹介されている「引き寄せ」ですが、良いイメージをすればそこに近づくわけではありません。
重要なのは、そのイメージと現在を埋めるための試行錯誤や行動・習慣です。
「棚からぼた餅」的な引き寄せは、むしろ何も達成しないことが科学的に証明されています。
イメージをするだけでは、逆に脳が錯覚して満足してしまい、行動をしようとしないのです。
「運が良い人」を科学的に調査した研究がありますが、その要因の一つには試行錯誤とチャレンジの回数が多い人という項目があげられています。
運を味方にするには、現実とギャップを埋める努力が必要なのです。
アウトカムフレーム
脳処理プロセスに基づく、NLPの的確な目的設定方法のことをアウトカムフレームと言います。
アウトカムとは、目標や望み得たい結果という意味で使われる言葉です。
アウトカムが決定したら、次の手順で目標や望みを叶えるためにワークを進めていきます。
この方法をアウトカムフレームワークと言います。
この方法を使うことで、仕事や恋愛、人間関係や行動・習慣など達成したい目標を叶えやすくなります。
【目標が達成した未来をありありと描く】
目標や望みが達成したら自分が経験していそうな未来を鮮明にイメージしましょう。
イメージでは五感を使って細部まで確認して感じることが重要です。
何が見えて、何が聞こえて、何を感じるか?を明確かつ具体的にイメージしましょう。
知覚で示すことが出来る証拠を多く集めることで、脳に現実的に起きるものだと刷り込んでいきます。
ダイエットをした人なら、
「鏡の前で体形の引き締まった自分が見えて、自分の喜ぶ声が聞こえて、堂々とした感じや身軽さを感じます」などです。
【目標達成に障害はあるか?達成後に不具合はあるか?】
普通の引き寄せとは違う点ですが、途中の障害をあえてイメージするということが重要です。
障害を前もって考えることで、びっくりしないで予測の範囲で対応でき、冷静に対応できます。
また、目標を達成した後にも何か自分や周囲に不具合が起きないかを直感で考えましょう。
これらのことををエコロジーチェックと言います。
人の変化には必ず、他の変化や周囲の変化がついて回ります。
もしも、不具合があまりにも大きいのであれば、この目標は「達成しない方が良い」と考え直すことも出来るのです。
ダイエットの例でしたら、途中で痩せない時期に入った時に、「これはそういう時期」と割り切るとか、どうしてもお菓子が食べたくなったら低カロリーのお菓子を食べるなどです。
【その後の未来を五感で実感する】
目標を達成したら、周囲や自分に何が起きるかを考えます。
未来の変化を体験したら、自分にどんな感情が起きるかを体験してみるのです。
【内容を要約して紙に書く】
内容を紙に簡単に書きましょう。
人の脳は書く行為に対して強く反応し、不思議とそれを守ろうとします。
望みを紙に書いて、自分の目で見て、そして出来るなら口でつぶやいていきましょう。
「すでに達成してしまった」という書き方で簡単に書いてみましょう。
あがり症
そのため極度のあがり症になると、人前の発表などできなくなり、外出も苦手になります。(ウィキペディア)
ここでは、あがり症の克服についてお話しいたします。
1については、マインドフルネスが効果的です。
また、日常的に簡単でもいいので深呼吸をする習慣をつけて、食事、睡眠、運動などバランスよく身体を整えましょう。
2についてはadvanced NLPが効果的です。
過去の失敗経験を現在に影響が起こらない経験にすることが可能です。
人と比べる必要もないですし、辛いことに対して、「こんなことで悩んで恥ずかしい」ということはありません。
あがり症や恐怖症、強迫症状、などでお悩みなら、アドバンスドNLPは、これらに大変効果があります。
緊張と真逆の体験、リラックスや力が抜ける体験を身につけていくことで、世界がガラッと変わります。
NLPカウンセリングやアドバンスドNLPのコース受講で叶います。
アズ・イフフレーム
NLP(神経言語プログラミング)のアズ・イフフレームとは、英語の「as if」を利用した考え方のことで、停滞した思考を抜け出したり、未来の目標や目的の達成、願望を実現させるための思考のフレームです。
英語の「as if」という言葉は、「あたかも~かのように」「~と言わぬばかりに」「~のように」「まるで~するかのように」「まるで~でるかのように」という意味です。
私たちの脳は想像と現実を区別しないアナログ処理をする脳神経組織の部分を持ちます。
そのため映画や作り物も臨場感が溢れるものであるほど、のめり込み楽しむことも可能です。
この脳の特性を使って「あたかもまるで~のように、もし~であるとしたら」とイメージして振舞うことで、脳は実際に体験したことのように反応することが分かっています。
つまり、感じる脳は想像と現実を区別しない働きを行うため、イメージにおいてアズ・イフフレームを用いると、まだ実現していない願望が当然実現するかのように人は行動し始め、願望達成の可能性が格段に上がります。
アズ・イフフレームの使い方
アズ・イフフレームは、まるで~のように振舞うことですが、どのような活用方法や場面があるでしょう。
アズ・イフフレームは別の視点で物事をとらえることが出来て、行き詰った現状を打破する効果を持ちます。
日常的な例でお伝えしてみます。
【仕事の営業でうまく話したい】
販売などの仕事で上手い先輩がいたり、上手な尊敬する上司がいたら、その人になりきって販売の練習をしてみます。
そして、もうすでにたくさん売れていて、自信をもって進めている自分を想像して話をしてみます。
【素敵なパートナーと出会う】
素敵な恋人と出会いたい場合は、その相手とすでに出会って幸せになっている姿をイメージします。
アズ・イフフレームをすると、脳がその状態を当たり前と感じますので、素敵な恋人に対してアンテナが張られます。
すると、自分の求めている相手が目に入るようになり、出会いが増えます。
アズ・イフフレームによって、無意識に望みや目標達成に関する情報収集モードが発生します。
ただ、これらは行動をせずに変化が起きるわけではありません。
アズ・イフフレームを使ったら、その後で現実とギャップを埋める行動をすることが必要なのです。
【コーチングでのアズ・イフフレーム】
コーチングではコーチはクライエントにアズ・イフフレームの質問を使うことで、状況を打破する発想をわかせることが出来ます。
NLPモデリングにもなりますが、発想のわきそうな人の中にイメージで入り、その人の見え方、聞こえ方、感じ方に身体と心を合わせます。
そのようにして、なりきることで新しい視点から物事を考えられるようになり、新しい発想がわくのです。
コーチはクライエントに対して「もしも仮にあなたが~だったらどのように感じますか?」という質問を投げることでこのような成果を出せます。
【カウンセリングでのアズ・イフフレーム】
カウンセリングではカウンセラーはクライエントに対して、「もしもこの悩みが早く解決したら、何が起きていると思いますか?」という質問を投げかけて、停滞した思考パターンの変化を促すことができます。
また、先ほどのコーチングようにカウンセリングでも「なりきる」ことで解決が出来ます。
カウンセラーは「この悩みを解決出来そうな理想の人になったら、どのように考えていると思いますか?」という質問を投げて、NLPモデリングでなりきってもらうことができます。
すると、不思議とその人の発想をして打開策を見つけ出すのです。
アソシエイトとディソシエイト
NLP(神経言語プログラミング)においては、アソシエイト(Associate)を主観的になること、ディソシエイト(Dissociate)を客観的になることと言葉を定義づけています。
人は感情が強い場面では、アソシエイトしていることが多く、感情の強い記憶を思い出した時にも主観的になっています。
その逆に、感情が伴わない冷静な記憶では、ディソシエイトしていることが多く、客観視しています。
つまり、アソシエイトとは「自分目線で見ている」状態のことで、ディソシエイトとは「自分の姿も含めて見ている」状態のことです。
特徴としては、アソシエイトは感情を強く感じている場合が多く、ディソシエイトは冷静に対処していることが多いです。
【アソシエイトとは】
NLP(神経言語プログラミング)では、アソシエイトを主観的と訳しましたが、心理学用語としては「連合」や「連想」「同一化」と訳します。
連合とは何かを思い出した時に一緒にくっついてくるもの、くっついている全部という表現です。
ですから、その意味が転じて主観的になっている状態のすべてをアソシエイトと言っています。
【ディソシエイトとは】
NLP(神経言語プログラミング)では、ディソシエイトを客観的と訳しましたが、心理学用語では「分離」と訳します。
先ほどのくっついているアソシエイトから、分離することでディソシエイトとなります。
ですから、正確には客観的(第三者)というよりもメタ(まったく関係ない)という意味合いが強く、言うなれば「スーパー客観視」のような状態です。
客観的とは、「状況の中で第三者」なのですが、ディソシエイトは「映画を見ている観客」のようなイメージです。
ですから、映画の中とは関係ないお客さん=「分離」という意味なのです。
【あなたの感情の感じ方のタイプは?】
アソシエイトとディソシエイトの癖が感情の感じ方に出ます。
楽しいことやポジティブなことは主観的に感じられたらハッピーですし、ネガティブなことを客観的になれたら冷静に振り返ることが出来ます。
以下4タイプありますが、あなたはどのタイプですか?
ポジティブタイプ:ポジティブ時にアソシエイトして、ネガティブ時にディソシエイト
ネガティブタイプ:ポジティブ時にディソシエイトして、ネガティブ時にアソシエイト
一喜一憂タイプ:常にアソシエイト
無感情タイプ:常にディソシエイト
【例外】
感情の強いものはアソシエイトと言いましたが、カウンセリングをしていると、トラウマなどの記憶の場合に、ディソシエイトしている人が良く見受けられます。
人の心の防御反応として、分離や解離をすることで、自分を守った結果だと思われます。
ですが、このままだと楽しむことなどのポジティブ感情も薄いことが良くあります。
自分を守った結果として、すべての感情を固く閉ざしてしまうのです。
この場合はトラウマを解消することで、心が安全を感じると自然とアソシエイトしやすくなり、感情を感じるようになります。
アドバンスドNLPベーシックコースでは、アソシエイトとディソシエイトがバランスよく使えるようになります。
アップタイムとダウンタイム
アップタイムとダウンタイムという言葉は、意識の方向が自分の外側か内面かの違いを表す意味で使われます。
私たちは日ごろ、意識や五感を外の世界に向けたり、自分の内面の思考や過去の記憶に向けたりを繰り返しています。
意識が自己の外部に向いている状態を「アップタイム」と言います。
例えば、初めての場所に向かう時は、意識はアップタイムになっている時間が多いです。
逆に意識が自己の内側に向いている状態を「ダウンタイム」と言います。
もしも何度も通いなれた道なら、考え事をしながらでも到着してしまったという経験は誰にでもあると思います。
この意識が内面に向かっている「考え事の状態」は、ダウンタイムと表すことが出来ます。
【アップタイムの説明】
1,今ここにいる状態
「今ここにいる」状態について聞いたことがあると思います。
アップタイムは「今ここ」の状態です。
難しいことはなくて、五感を外に向かって働かせればOKです。
自分が今いる場所で、「見える、聞こえる、感じる」ものを10個ずつくらいあげてみましょう。
解釈せずに、天井が見える、床が見えるなど事実を確認します。
解釈しだすと自分の中に入ってしまいます。(天井が汚いは解釈です)
他のことは何も考えないで、外を感じることが掴めれば、それが「今ここ」です。
ダウンタイム(自分の中)に入らないので雑念がありません。
2,歩行瞑想などの瞑想修行状態
普通の瞑想というよりも、歩行瞑想などで足の動きを感じながら歩く場合はアップタイムです。
先ほどもお伝えしましたが、アップタイムにいると雑念がないために、頭がすっきりします。
3,ゾーン状態(アップタイムトランス)
ゾーン状態(フロー状態など)もアップタイムですが、NLP(神経言語プログラミング)では、アップタイムトランスと呼びます。
アップタイムでも特殊な状態で、囚われがなく、ハイパフォーマンスが期待できる状態です。
まったく囚われていないので、考えずにベストをする状態です。
アドバンスドNLPではこの状態をゲームで作ります。
4,無意識が情報を拾う状態
アップタイムにいるとリラックスしているために、無意識が情報の受け取りをしやすくなります。
通常状態では、ダウンタイムでなくても意識がフィルターをかけてしまうため、情報の収集が狭められてしまいます。
無意識が情報収集をしやすい状態にしていると、並外れた対応が出来るのです。
NLP(神経言語プログラミング)では、相手の状態の観察にアップタイムを使います。
5,アップタイムの例
アップタイムの例ですが、料理が趣味な人は、料理を作る時にアップタイムにいますので、スッキリするはずです。
自然の中で散策したり、スポーツをする時もアップタイムになるために心が軽くなります。
逆に「今ここ」にいなければいけない時(スポーツや格闘技など)にダウンタイムに入って考えてしまうと、ミスを起こしたりいい結果が出ません。
6,カウンセリングやコーチングでは
アップタイムにいることで、キャリブレーション(観察)が深くおこなえます。
自分の無意識の受け取りが深くなっているので、相手の微細なメッセージや無意識的な表現、言語表現なども合わせて相手にぴったり合わせた対応が取れる状態です。
カウンセラーやコーチがダウンタイムに入っていると、相手のことを置き去りにしてしまうので、良いセッションが出来ません。
【ダウンタイムの説明】
ダウンタイムとは自分の中に入っている状態です。
私たちは日常的にはダウンタイムに入ることが多いです。
1,思索にふける
何かをじっくり考えるときはダウンタイムです。
ただ、悩んでいる時も同じようにダウンタイムになります。
建設的な考えなのか、ぐるぐる悩んでいるのか、見極めましょう。
もしも悩みモードなら一旦アップタイムになった方が良い考えが出てきます。
座禅などの瞑想状態の時はダウンタイムになりやすいです。
自分の中で様々なイメージがわいてきたりする状態です。
座禅はダウンタイムにいながら、ただそれらを見つめて呼吸と姿勢で拮抗し、手放していく一種のワークだと思っています。
2,催眠状態(ダウンタイムトランス)
催眠状態になっている時は完全なダウンタイムです。
この状態はダウンタイムトランスといいます。
ダウンタイムにいる中で、無意識的に活性化し、変容を起こす特殊な状態です。
3,カウンセリングやコーチングでは
カウンセリングやコーチングでは、NLP(神経言語プログラミング)のワーク時にダウンタイムにあえて入っていただきます。
過去の状態をはっきりと思い出していただくために、ダウンタイムにはいってもらい、それからワークを始めるのです。
ワークをする時はダウンタイムを活用しますが、状態が優れない方には、アップタイムにいていただいたり、良いダウンタイムのイメージワークをおこないます。
アップタイムとダウンタイムはアドバンスドNLPベーシックコースで学びます。
アンカリング(アンカー)
NLP(神経言語プログラミング)のアンカリングは、五感の刺激(トリガー)によって、あらかじめ決まっている感情や感覚などの生理的反応(アンカー)が作動する仕組みのことを言います。
アンカーの意味は船の錨で、錨をおろしながらもある程度の範囲を船は動くのですが、その船の範囲はほぼ固定されているイメージです。
ある感情や感覚、生理的な反応もこのアンカーの幅の中で再現されるのです。
例えば、大好きな食べ物を思い浮かべてください。自分の大好きな食べ物です。
そうすると、「食べたい」は変わらなくても時によって感動の幅が違うと思います。
・ものすごく食べたい!よだれがだらだら ⇔ 今はそうでもないけど、美味しそう
先ほどの錨は「食べたい」という気持ち、船は「食べたい度合いの幅で動く」という意味です。
この仕組みをNLPではスキルとして使うことで、ピークパフォーマンスをいつでも必要な場面で再現し能力を発揮できるようにしたり、緊張状態の場面で冷静さを再現することで落ち着きを取り戻したりすることを可能にしています。
この仕組みは、心理学での条件付けの仕組みを使っっており、過去の体験した記憶の中からリソースフルな感情や感覚をいつでも引き出し活用できるテクニックになります。
NLPでは「意図的に効果を引き出すことが出来る」点で非常に優れています。
効果の例1:ピークパフォーマンスを発揮する
アンカリングの例では、日本の野球選手で有名なイチロー選手のルーチンがわかりやすいです。
イチロー選手は、バッターボックスにはいって、常に一連の同じポーズやジェスチャー、動作を繰り返すことで、打者としてのピークパフォーマンスを試合で発揮しようしています。
他にも、試合前に同じ音楽を聴いて、気持ちを盛り上げる格闘家の方やスポーツ選手の方は多いようです。
みな、それぞれピークパフォーマンスを試合中に発揮するためにルーチンの一連の動作やポーズ、ジェスチャーを繰り返しています。
効果の例2:平常心を取り戻す
アンカリングは「ポジティブな状態」を再現するために使えるので、ピークパフォーマンスだけでなく、様々な感情や生理的反応を選択できます。
福祉関係で精神障碍者の方にアンカリングをお伝えするときには、冷静さやリラックス状態をおススメしています。
平常心のアンカリングは、プレゼンや面接などの前に設定することで、いざというときに使うことも出来ます。
効果の例3:やる気スイッチを作る
日々の仕事や勉強など、やらなければいけないのにやりたくない…行動したいのに出来ない…という時がありますよね。
そのような時は、やる気スイッチを入れれば大丈夫です。
といっても、アンカリングで作っておかなければいけないのですが。
このやる気をアンカリングできれば、どうしてもやらなければいけない時に、自然とやる気が出て仕事や勉強を片付けることが出来ます。
効果の例4:その他
アンカリングはポジティブな気持ち・気分をいつでもどんな状況でも引き出せる技術なので、どんな気持でも引き出すことは可能です。
過去のあなたが経験している記憶に限りますが、人生のどの場面で経験していても、NLPのワークでアンカリングしてしまえば、身体の動作や言葉を使うことで、当時の気持ちを簡単に引き出せます。
例えば、自信・勇気・元気・落ち着き・冷静・活気・喜びなどなどです。
アンカリングの方法
過去のポジティブな体験にある気持ちや気分・生理的状態を、何かの動作や言葉などと結びつけて、スイッチにする方法です。
このスイッチが出来てしまえば、いつでもどんな時でも、あなたはその気持ちや気分・生理状態にアクセスできるのです。
そのプロセスを手短に説明したいと思います。
1:引き出したい気持ちを決めます
これから先、どのような気持ちにアクセスしたいか決めます。
この気持ちは純粋な気持ちが良いです。
何かネガティブな問題が混じっている場面は避けましょう。
そして、その気持ちを感じている過去の場面を思い出しましょう。
その時は、しっかりと思い出すために記憶を鮮明にすることがとても重要です。
視覚で何が見えるか、聴覚で何が聞こえるか、触覚で何を感じるか、丁寧に当時の記憶を観察して確認しましょう。
そして、鮮明に思い出してくると、その時の感情や生理的反応のピークが時間とともに訪れます。
その直前に「何かの特定の動作」と結びつけるのです。
2:何か特定の動作を決める
ある「動作」をすると、例えば「やる気スイッチ」が入る、という結果にしたいので、まずは「何か特定の動作」を決めましょう。
自然とスイッチが入ってしまうような動作は、オススメしません。
あなたの癖と結び付けたり、頻繁に触る場所だと、知らないうちにスイッチが入ってしまいます。
例えば、右利きの人なら、反対の「左手の親指と薬指でわっかを作る」などが良いです。
誰にもばれないけど、やりやすくて、勝手には入らないスイッチが望ましいです。
3:ピークの状態と動作を結びつける
1に戻って、気持ちの盛り上がりに合わせて、決めた動作を何度もおこないます。
気持ちのピークで例えば先ほどの「わっか」を作り、気持ちが下がったら離します。
そして、ブレイク(深呼吸や体をゆすり一回リセットする)します。
これを何度か繰り返して、スイッチを押したら自然と、気持ちにアクセスできるようになれば、アンカリングの成功です。
あとは、実際に必要な場面で、アンカリングされた動作をして、気持ちを引き出してみましょう。
いかがでしょうか?
アンカリングを身につけると、いつでもどこでもやる気スイッチ!のようなことが出来ます。
是非、学んでみてはいかがでしょうか?
アンフィニッシュドビジネスの克服
過去に出来た未解決の問題を解決するNLPパターン。
EQ
EQとは、Emotional Intelligenceの略語で心(及び情動)の知能指数を意味しています。(ウィキペディア)
IQがおもに「知能」の発達速度を示すのに対して、EQは仕事への取り組み姿勢や人間関係への関心の度合いなどを感情という視点から測定する指数です。
社会的に成功する者の多くは、情動を調整する能力に長けているとされ、EQでは問題処理能力や事務処理能力に加え、環境に適応する能力や仕事に対するモチベーションをマネジメントする力など、知能を多面的にとらえたより実質的な判断基準として、企業の採用や人材育成などの判断材料となっています。
米国の心理学者ダニエル・ゴールドマンDaniel Goldmanが,著書《Emotional Intelligence》の中で提唱したことがきっかけとなって広まった概念です。
EQは(1)セルフ・コンセプト(心内知性)、(2)ソーシャル・スキル(対人間関係知性)、(3)自分と他者の状態を同時に認知できるモニタリング能力(状況判断知性)の3つの知性によって構成されます。
これらの3つの知性をそれぞれどのくらい備え,バランスよく持っているかによって,EQの高さが決まります。
心内知性とは、自分自身で自分の心理的状態を捉えることができる知性のことで、自分の感情をコントロールできることを意味します。
対人間関係知性とは、他者に適切かつ効率的に働きかけることができる知性のことで、他の人に対応する際に発揮される一種の技能です。
状況判断知性とは、相手の様子を理解し相手を受け入れ、相手と自分との関係を客観的に判断する能力のことです。
IQがおもに「知能」の発達速度を示すのに対して、EQは仕事への取り組み姿勢や人間関係への関心の度合いなどを感情という視点から測定する指数です。
社会的に成功する者の多くは、情動を調整する能力に長けているとされ、EQでは問題処理能力や事務処理能力に加え、環境に適応する能力や仕事に対するモチベーションをマネジメントする力など、知能を多面的にとらえたより実質的な判断基準として、企業の採用や人材育成などの判断材料となっています。
米国の心理学者ダニエル・ゴールドマンDaniel Goldmanが,著書《Emotional Intelligence》の中で提唱したことがきっかけとなって広まった概念です。
EQは(1)セルフ・コンセプト(心内知性)、(2)ソーシャル・スキル(対人間関係知性)、(3)自分と他者の状態を同時に認知できるモニタリング能力(状況判断知性)の3つの知性によって構成されます。
これらの3つの知性をそれぞれどのくらい備え,バランスよく持っているかによって,EQの高さが決まります。
心内知性とは、自分自身で自分の心理的状態を捉えることができる知性のことで、自分の感情をコントロールできることを意味します。
対人間関係知性とは、他者に適切かつ効率的に働きかけることができる知性のことで、他の人に対応する際に発揮される一種の技能です。
状況判断知性とは、相手の様子を理解し相手を受け入れ、相手と自分との関係を客観的に判断する能力のことです。