NLP用語集: あ
- あがり症とは
- あがり症の症状
- 手や足が震える。震えるのではないかと気になる。
- うまく言えず言葉が出ない。しゃべれないのではないかと気になる。
- 赤面する。自分が赤面しているか、赤面するのではないか気になる。
- 汗が出る。汗をかいているか、汗をかくのではないか気になる。
- 緊張する。自分が緊張しているか、緊張するのではないか気になる。
- 電話に出ると緊張する。電話で緊張するのではないか気になる。
- 他人の視線が気になる、他人から注目されていないかと常に感じてしまう。
- 「実際に症状として出ているもの」と「そうなるのではないか?」という予期不安があります。
- そして、「不安や予期不安によって行動できない」という症状もあります。
- あがり症が起きる理由
- 緊張しやすい性格
- 不安を感じやすい性格
- ストレスの多い環境で育つ、住んでいる
- 人前で失敗経験や恥ずかしい思いをしたことがある
- あがり症はどのように克服するか?
- 日常的に不安や緊張、ストレスを感じる場面を減らしていく(リラックスを増やす)
- 過去の失敗経験をなくしていく
- 日本NLP学院ではあがり症を克服させます。
- 「私はフリッツ・パールズの物真似で、本人同様クライエントの悩みを解決しています。私がどうやってこのような成果(パフォーマンス)を出しているのか仕組みを解明することはできるでしょうか?」
- また、この仕組みが解明できたのなら、体系化して新しい学問になりますか?
- 「私の言語学の知識をもってしたら、パフォーマンスの発揮(クライエントが驚くほど悩みを解決している)に対して、君がやっていることの仕組みがわかるかもしれない。」
- 「そして、新しい学問になるだろう。」
- 「知る」→「わかる」→「出来る」の流れではなく
- 「出来る」(わからなくても)→「わかる」→「詳細に知る」という流れの学びがベストです。
- それまでのNLPは短期的な成果は出せても、長期的には不具合が起こっている
- 従来のNLPでは、UNHAPPYロボットがHAPPYロボットになったとしても、本当の意味で幸せにはならない。
- 有用性があること
- プロセスモデルであること
- ノーム・チョムスキー
- NLPで行われているモデリングと他の学問分野で使用されているモデリングとを区別することができる。
- NLPの基本的な考えである、形態(プロセス)と内容(コンテント)の差異を直感的に認識できる。
- NLPの基本パターンにおいて行動的有能性を達成している。
- NLPプラクティショナーの習得度は、さらに首尾一貫したNLPパターンの自己適用と意識と無意識のプロセス間の正確で効果的なコミュニケーションを可能にさせる効果的な一式の自発的シグナルによっても適切に判断することができます。
- きちんとNLPワークを自分にも使える。
- 自分の意識と無意識の間で正確なコミュニケーションがとれる。
- 無意識のシグナルを使ったワークを行うことが出来る。
- NLPプラクティショナーの必要条件をすでに満たしていること。
- その上で、NLPの卓越性の基本的パターンについて口頭で説明することができること。
- NLPの前身となっている分野の知的および歴史的背景についての一定の理解度を持つこと。
- NLPの基本的な適用パターンについて複数のバリエーションを使いこなせる人です。
- このことは、NLPプラクティショナーは基本的パターンの書面に書かれてある順序から、自分を解放する方向に大きなステップを踏み始めたことを意味しています。
- NLPマスタープラクティショナーの行動は、NLPのパターン化原則に関して、完全にクライエントの要求に焦点を合わせています。クライエントの変化する要求を観察(カリブレート)しながら、一つのパターンの局面から他のパターンの局面に優雅に正確に移ることができます。
アイ・パターン(アイ・アクセシング・キュー)
アイ・パターン(アイ・アクセシング・キュー)とは、記憶にアクセスするときに、アクセスした五感によって特徴的に表れる目の動きのことです。
また、実際は眼球動作や呼吸や姿勢も含まれます。
一般的には目が上に動けば視覚領域にアクセスし、左右に動けば聴覚領域に、下に動けば触覚・体感覚領域にアクセスしていると言われます。
これは、左利きの50%が反転していると言われています。
アイ・パターン(アイ・アクセシング・キュー)で出来ることは、相手の目の動きや目線を見ることで、コミュニケーション相手が今この瞬間どの情報にアクセスしているか?ということを知ることです。
相手の優位感覚タイプがわかれば、その優位な五感に合わせて情報を伝えてあげると、相手の理解が増しやすいのです。
例えば、上を見るタイプは視覚にアクセスしている可能性があります。
図や写真や絵を使ったり、ジェスチャーで話したり、視覚的な表現を使って説明すると良いでしょう。
ビジネスや営業で成果を上げたい場合は、このように相手の優位感覚タイプがわかると、交渉がスムーズにはかどります。
同じように、相手の目が横にいく傾向であれば聴覚タイプなので、説明的にしっかりと話す方が、相手の理解力が増します。
そして、触覚(体感覚)タイプであれば、身体にまつわる感覚表現を入れていくと相手に伝わりやすいのです。
それでは、目の動きによって五感のどこにアクセスしているかを見てみましょう。
アイ・パターン(アイ・アクセシング・キュー)による目の動きはこちらのとおりです。
左上を見る(Visual Remembered):過去の記憶の視覚イメージを思い出すときです。
右上を見る(Visual Constructed):視覚イメージを構築するときにアクセスします。
左横を見る(Auditory Remembered):左横に目が動くときは過去の記憶の聴覚にアクセスしている時です。
右横を見る(Auditory Constructed):右横は音を選択や構築するときに見る傾向があります。
左下を見る(Auditory Digital):左下は内的対話(聴覚的内部音)と呼ばれます。要は心の中の独り言です。
右下を見る(Kinesthetic):右下は触覚や体感覚です。
このようにアイ・パターン(アイ・アクセシング・キュー)を理解することで、コミュニケーション相手の心のアクセス傾向がわかります。
他にも目の動きに合わせて、呼吸や姿勢など全体的に捉えていくと、相手の傾向や今の優先感覚がわかり、より相手に合わせやすくなります。
これらはNLPベーシックコースで学ぶことが出来ます。
アウトカム
NLPでは目標や望み、ゴールのことをアウトカムと言います。
NLPはコーチングにも使えて、目標や望みの達成もスムーズに行えます。
目標や望みを叶えたい時に、アウトカムを設定することで、それらの成果に向かって到達しやすくすることが可能です。
アウトカムを理解すると、ビジネスや人間関係、恋愛、習い事などにも役にたてることが出来ます。
【アウトカムの設定の注意点】
1,欲しいものを肯定系で表現する
例えばダイエットをしたいと思ったとします。
でも、あなたは外で週に一回はラーメン外食する人です。
その時に、「ラーメンを絶対食べないぞ!」という否定形で望みや目標を設定すると、ラーメンばかりが余計目に入ってくるのです。
脳は否定形を理解する場合、一度イメージをして打ち消す方法しかしりません。
ラーメンが0個や、ラーメンがマイナス1個という考え方は脳の二次的な処理の中で概念的には可能ですが、一次的なラーメン0個というイメージの処理は出来ないのです。
ですから、「ラーメンを絶対食べ」までが脳の無意識にばっちり再生され「ないぞ!」でイメージを消そうとするので、何度も繰り返しイメージしていることになります。
この場合、ふさわしいダイエットの設定は、「毎日健康的な食事をするぞ!」や「ラーメンが食べたくなったら、そばを食べるぞ!」とするのが望ましいのです。
2,自分でマネジメントできるサイズにする
外出先には美味しい誘惑が多かったとします。
おおげさですが、「ダイエットの間ちょっと閉店していて欲しい」というのは、自分ではどうにもできません。
ですから、自分が出来ることを考えます。
「あの通りは誘惑が多いから、いつも通る道を変えていこう」や「ヘルシーなお店の多い通りを歩こう」などが可能です。
3,達成可能なサイズにする
1か月で誰が見てもスーパーモデルのような体型になるぞ!というのは大げさです。
あまりに大げさだと無意識的には「嘘でしょ?」と反発しますので、目標には向かいません。
また、いつまでたっても目標に届かないために、気力がなくなり挫折してしまいがちです。
「一か月で1キロを確実に落とすぞ!」という目標設定が望ましいです。
また、ダイエットの話なので、健康的なやせ方を理解することは絶対必要です。
意図とは目的や目標にある高次の目標や目的、価値観などのことです。
アウトカムを考えたら、達成したら何が得られるのか?と自分に聞いてみます。
「これを得たら何が得られるのか?」
「これを得たら何が満たされるのか?」
例えば、ダイエットしたら何が得られるのか?
人によって意図は違います。
「堂々とコミュニケーションできる」
「人目を気にしないでいられる」
という人もいれば、
「健康的になれる」
「モテる」
という人もいるでしょう。
また、アウトカム自体が、「そんなに欲しいものではなかった」と気づくかもしれません。
これからの人生の目標設定を後悔せず、パワフルにするために意図の確認は重要です。
5,引き寄せの注意
アウトカムを設定したら、良くある「引き寄せ」の間違いを知ってください。
世の中の多くに紹介されている「引き寄せ」ですが、良いイメージをすればそこに近づくわけではありません。
重要なのは、そのイメージと現在を埋めるための試行錯誤や行動・習慣です。
「棚からぼた餅」的な引き寄せは、むしろ何も達成しないことが科学的に証明されています。
イメージをするだけでは、逆に脳が錯覚して満足してしまい、行動をしようとしないのです。
「運が良い人」を科学的に調査した研究がありますが、その要因の一つには試行錯誤とチャレンジの回数が多い人という項目があげられています。
運を味方にするには、現実とギャップを埋める努力が必要なのです。
アウトカムフレーム
脳処理プロセスに基づく、NLPの的確な目的設定方法のことをアウトカムフレームと言います。
アウトカムとは、目標や望み得たい結果という意味で使われる言葉です。
アウトカムが決定したら、次の手順で目標や望みを叶えるためにワークを進めていきます。
この方法をアウトカムフレームワークと言います。
この方法を使うことで、仕事や恋愛、人間関係や行動・習慣など達成したい目標を叶えやすくなります。
【目標が達成した未来をありありと描く】
目標や望みが達成したら自分が経験していそうな未来を鮮明にイメージしましょう。
イメージでは五感を使って細部まで確認して感じることが重要です。
何が見えて、何が聞こえて、何を感じるか?を明確かつ具体的にイメージしましょう。
知覚で示すことが出来る証拠を多く集めることで、脳に現実的に起きるものだと刷り込んでいきます。
ダイエットをした人なら、
「鏡の前で体形の引き締まった自分が見えて、自分の喜ぶ声が聞こえて、堂々とした感じや身軽さを感じます」などです。
【目標達成に障害はあるか?達成後に不具合はあるか?】
普通の引き寄せとは違う点ですが、途中の障害をあえてイメージするということが重要です。
障害を前もって考えることで、びっくりしないで予測の範囲で対応でき、冷静に対応できます。
また、目標を達成した後にも何か自分や周囲に不具合が起きないかを直感で考えましょう。
これらのことををエコロジーチェックと言います。
人の変化には必ず、他の変化や周囲の変化がついて回ります。
もしも、不具合があまりにも大きいのであれば、この目標は「達成しない方が良い」と考え直すことも出来るのです。
ダイエットの例でしたら、途中で痩せない時期に入った時に、「これはそういう時期」と割り切るとか、どうしてもお菓子が食べたくなったら低カロリーのお菓子を食べるなどです。
【その後の未来を五感で実感する】
目標を達成したら、周囲や自分に何が起きるかを考えます。
未来の変化を体験したら、自分にどんな感情が起きるかを体験してみるのです。
【内容を要約して紙に書く】
内容を紙に簡単に書きましょう。
人の脳は書く行為に対して強く反応し、不思議とそれを守ろうとします。
望みを紙に書いて、自分の目で見て、そして出来るなら口でつぶやいていきましょう。
「すでに達成してしまった」という書き方で簡単に書いてみましょう。
あがり症
そのため極度のあがり症になると、人前の発表などできなくなり、外出も苦手になります。(ウィキペディア)
ここでは、あがり症の克服についてお話しいたします。
1については、マインドフルネスが効果的です。
また、日常的に簡単でもいいので深呼吸をする習慣をつけて、食事、睡眠、運動などバランスよく身体を整えましょう。
2についてはadvanced NLPが効果的です。
過去の失敗経験を現在に影響が起こらない経験にすることが可能です。
人と比べる必要もないですし、辛いことに対して、「こんなことで悩んで恥ずかしい」ということはありません。
あがり症や恐怖症、強迫症状、などでお悩みなら、アドバンスドNLPは、これらに大変効果があります。
緊張と真逆の体験、リラックスや力が抜ける体験を身につけていくことで、世界がガラッと変わります。
NLPカウンセリングやアドバンスドNLPのコース受講で叶います。
アズ・イフフレーム
NLP(神経言語プログラミング)のアズ・イフフレームとは、英語の「as if」を利用した考え方のことで、停滞した思考を抜け出したり、未来の目標や目的の達成、願望を実現させるための思考のフレームです。
英語の「as if」という言葉は、「あたかも~かのように」「~と言わぬばかりに」「~のように」「まるで~するかのように」「まるで~でるかのように」という意味です。
私たちの脳は想像と現実を区別しないアナログ処理をする脳神経組織の部分を持ちます。
そのため映画や作り物も臨場感が溢れるものであるほど、のめり込み楽しむことも可能です。
この脳の特性を使って「あたかもまるで~のように、もし~であるとしたら」とイメージして振舞うことで、脳は実際に体験したことのように反応することが分かっています。
つまり、感じる脳は想像と現実を区別しない働きを行うため、イメージにおいてアズ・イフフレームを用いると、まだ実現していない願望が当然実現するかのように人は行動し始め、願望達成の可能性が格段に上がります。
アズ・イフフレームの使い方
アズ・イフフレームは、まるで~のように振舞うことですが、どのような活用方法や場面があるでしょう。
アズ・イフフレームは別の視点で物事をとらえることが出来て、行き詰った現状を打破する効果を持ちます。
日常的な例でお伝えしてみます。
【仕事の営業でうまく話したい】
販売などの仕事で上手い先輩がいたり、上手な尊敬する上司がいたら、その人になりきって販売の練習をしてみます。
そして、もうすでにたくさん売れていて、自信をもって進めている自分を想像して話をしてみます。
【素敵なパートナーと出会う】
素敵な恋人と出会いたい場合は、その相手とすでに出会って幸せになっている姿をイメージします。
アズ・イフフレームをすると、脳がその状態を当たり前と感じますので、素敵な恋人に対してアンテナが張られます。
すると、自分の求めている相手が目に入るようになり、出会いが増えます。
アズ・イフフレームによって、無意識に望みや目標達成に関する情報収集モードが発生します。
ただ、これらは行動をせずに変化が起きるわけではありません。
アズ・イフフレームを使ったら、その後で現実とギャップを埋める行動をすることが必要なのです。
【コーチングでのアズ・イフフレーム】
コーチングではコーチはクライエントにアズ・イフフレームの質問を使うことで、状況を打破する発想をわかせることが出来ます。
NLPモデリングにもなりますが、発想のわきそうな人の中にイメージで入り、その人の見え方、聞こえ方、感じ方に身体と心を合わせます。
そのようにして、なりきることで新しい視点から物事を考えられるようになり、新しい発想がわくのです。
コーチはクライエントに対して「もしも仮にあなたが~だったらどのように感じますか?」という質問を投げることでこのような成果を出せます。
【カウンセリングでのアズ・イフフレーム】
カウンセリングではカウンセラーはクライエントに対して、「もしもこの悩みが早く解決したら、何が起きていると思いますか?」という質問を投げかけて、停滞した思考パターンの変化を促すことができます。
また、先ほどのコーチングようにカウンセリングでも「なりきる」ことで解決が出来ます。
カウンセラーは「この悩みを解決出来そうな理想の人になったら、どのように考えていると思いますか?」という質問を投げて、NLPモデリングでなりきってもらうことができます。
すると、不思議とその人の発想をして打開策を見つけ出すのです。
アソシエイトとディソシエイト
NLP(神経言語プログラミング)においては、アソシエイト(Associate)を主観的になること、ディソシエイト(Dissociate)を客観的になることと言葉を定義づけています。
人は感情が強い場面では、アソシエイトしていることが多く、感情の強い記憶を思い出した時にも主観的になっています。
その逆に、感情が伴わない冷静な記憶では、ディソシエイトしていることが多く、客観視しています。
つまり、アソシエイトとは「自分目線で見ている」状態のことで、ディソシエイトとは「自分の姿も含めて見ている」状態のことです。
特徴としては、アソシエイトは感情を強く感じている場合が多く、ディソシエイトは冷静に対処していることが多いです。
【アソシエイトとは】
NLP(神経言語プログラミング)では、アソシエイトを主観的と訳しましたが、心理学用語としては「連合」や「連想」「同一化」と訳します。
連合とは何かを思い出した時に一緒にくっついてくるもの、くっついている全部という表現です。
ですから、その意味が転じて主観的になっている状態のすべてをアソシエイトと言っています。
【ディソシエイトとは】
NLP(神経言語プログラミング)では、ディソシエイトを客観的と訳しましたが、心理学用語では「分離」と訳します。
先ほどのくっついているアソシエイトから、分離することでディソシエイトとなります。
ですから、正確には客観的(第三者)というよりもメタ(まったく関係ない)という意味合いが強く、言うなれば「スーパー客観視」のような状態です。
客観的とは、「状況の中で第三者」なのですが、ディソシエイトは「映画を見ている観客」のようなイメージです。
ですから、映画の中とは関係ないお客さん=「分離」という意味なのです。
【あなたの感情の感じ方のタイプは?】
アソシエイトとディソシエイトの癖が感情の感じ方に出ます。
楽しいことやポジティブなことは主観的に感じられたらハッピーですし、ネガティブなことを客観的になれたら冷静に振り返ることが出来ます。
以下4タイプありますが、あなたはどのタイプですか?
ポジティブタイプ:ポジティブ時にアソシエイトして、ネガティブ時にディソシエイト
ネガティブタイプ:ポジティブ時にディソシエイトして、ネガティブ時にアソシエイト
一喜一憂タイプ:常にアソシエイト
無感情タイプ:常にディソシエイト
【例外】
感情の強いものはアソシエイトと言いましたが、カウンセリングをしていると、トラウマなどの記憶の場合に、ディソシエイトしている人が良く見受けられます。
人の心の防御反応として、分離や解離をすることで、自分を守った結果だと思われます。
ですが、このままだと楽しむことなどのポジティブ感情も薄いことが良くあります。
自分を守った結果として、すべての感情を固く閉ざしてしまうのです。
この場合はトラウマを解消することで、心が安全を感じると自然とアソシエイトしやすくなり、感情を感じるようになります。
アドバンスドNLPベーシックコースでは、アソシエイトとディソシエイトがバランスよく使えるようになります。
アップタイムとダウンタイム
アップタイムとダウンタイムという言葉は、意識の方向が自分の外側か内面かの違いを表す意味で使われます。
私たちは日ごろ、意識や五感を外の世界に向けたり、自分の内面の思考や過去の記憶に向けたりを繰り返しています。
意識が自己の外部に向いている状態を「アップタイム」と言います。
例えば、初めての場所に向かう時は、意識はアップタイムになっている時間が多いです。
逆に意識が自己の内側に向いている状態を「ダウンタイム」と言います。
もしも何度も通いなれた道なら、考え事をしながらでも到着してしまったという経験は誰にでもあると思います。
この意識が内面に向かっている「考え事の状態」は、ダウンタイムと表すことが出来ます。
【アップタイムの説明】
1,今ここにいる状態
「今ここにいる」状態について聞いたことがあると思います。
アップタイムは「今ここ」の状態です。
難しいことはなくて、五感を外に向かって働かせればOKです。
自分が今いる場所で、「見える、聞こえる、感じる」ものを10個ずつくらいあげてみましょう。
解釈せずに、天井が見える、床が見えるなど事実を確認します。
解釈しだすと自分の中に入ってしまいます。(天井が汚いは解釈です)
他のことは何も考えないで、外を感じることが掴めれば、それが「今ここ」です。
ダウンタイム(自分の中)に入らないので雑念がありません。
2,歩行瞑想などの瞑想修行状態
普通の瞑想というよりも、歩行瞑想などで足の動きを感じながら歩く場合はアップタイムです。
先ほどもお伝えしましたが、アップタイムにいると雑念がないために、頭がすっきりします。
3,ゾーン状態(アップタイムトランス)
ゾーン状態(フロー状態など)もアップタイムですが、NLP(神経言語プログラミング)では、アップタイムトランスと呼びます。
アップタイムでも特殊な状態で、囚われがなく、ハイパフォーマンスが期待できる状態です。
まったく囚われていないので、考えずにベストをする状態です。
アドバンスドNLPではこの状態をゲームで作ります。
4,無意識が情報を拾う状態
アップタイムにいるとリラックスしているために、無意識が情報の受け取りをしやすくなります。
通常状態では、ダウンタイムでなくても意識がフィルターをかけてしまうため、情報の収集が狭められてしまいます。
無意識が情報収集をしやすい状態にしていると、並外れた対応が出来るのです。
NLP(神経言語プログラミング)では、相手の状態の観察にアップタイムを使います。
5,アップタイムの例
アップタイムの例ですが、料理が趣味な人は、料理を作る時にアップタイムにいますので、スッキリするはずです。
自然の中で散策したり、スポーツをする時もアップタイムになるために心が軽くなります。
逆に「今ここ」にいなければいけない時(スポーツや格闘技など)にダウンタイムに入って考えてしまうと、ミスを起こしたりいい結果が出ません。
6,カウンセリングやコーチングでは
アップタイムにいることで、キャリブレーション(観察)が深くおこなえます。
自分の無意識の受け取りが深くなっているので、相手の微細なメッセージや無意識的な表現、言語表現なども合わせて相手にぴったり合わせた対応が取れる状態です。
カウンセラーやコーチがダウンタイムに入っていると、相手のことを置き去りにしてしまうので、良いセッションが出来ません。
【ダウンタイムの説明】
ダウンタイムとは自分の中に入っている状態です。
私たちは日常的にはダウンタイムに入ることが多いです。
1,思索にふける
何かをじっくり考えるときはダウンタイムです。
ただ、悩んでいる時も同じようにダウンタイムになります。
建設的な考えなのか、ぐるぐる悩んでいるのか、見極めましょう。
もしも悩みモードなら一旦アップタイムになった方が良い考えが出てきます。
座禅などの瞑想状態の時はダウンタイムになりやすいです。
自分の中で様々なイメージがわいてきたりする状態です。
座禅はダウンタイムにいながら、ただそれらを見つめて呼吸と姿勢で拮抗し、手放していく一種のワークだと思っています。
2,催眠状態(ダウンタイムトランス)
催眠状態になっている時は完全なダウンタイムです。
この状態はダウンタイムトランスといいます。
ダウンタイムにいる中で、無意識的に活性化し、変容を起こす特殊な状態です。
3,カウンセリングやコーチングでは
カウンセリングやコーチングでは、NLP(神経言語プログラミング)のワーク時にダウンタイムにあえて入っていただきます。
過去の状態をはっきりと思い出していただくために、ダウンタイムにはいってもらい、それからワークを始めるのです。
ワークをする時はダウンタイムを活用しますが、状態が優れない方には、アップタイムにいていただいたり、良いダウンタイムのイメージワークをおこないます。
アップタイムとダウンタイムはアドバンスドNLPベーシックコースで学びます。
アンカリング(アンカー)
NLP(神経言語プログラミング)のアンカリングは、五感の刺激(トリガー)によって、あらかじめ決まっている感情や感覚などの生理的反応(アンカー)が作動する仕組みのことを言います。
アンカーの意味は船の錨で、錨をおろしながらもある程度の範囲を船は動くのですが、その船の範囲はほぼ固定されているイメージです。
ある感情や感覚、生理的な反応もこのアンカーの幅の中で再現されるのです。
例えば、大好きな食べ物を思い浮かべてください。自分の大好きな食べ物です。
そうすると、「食べたい」は変わらなくても時によって感動の幅が違うと思います。
・ものすごく食べたい!よだれがだらだら ⇔ 今はそうでもないけど、美味しそう
先ほどの錨は「食べたい」という気持ち、船は「食べたい度合いの幅で動く」という意味です。
この仕組みをNLPではスキルとして使うことで、ピークパフォーマンスをいつでも必要な場面で再現し能力を発揮できるようにしたり、緊張状態の場面で冷静さを再現することで落ち着きを取り戻したりすることを可能にしています。
この仕組みは、心理学での条件付けの仕組みを使っっており、過去の体験した記憶の中からリソースフルな感情や感覚をいつでも引き出し活用できるテクニックになります。
NLPでは「意図的に効果を引き出すことが出来る」点で非常に優れています。
効果の例1:ピークパフォーマンスを発揮する
アンカリングの例では、日本の野球選手で有名なイチロー選手のルーチンがわかりやすいです。
イチロー選手は、バッターボックスにはいって、常に一連の同じポーズやジェスチャー、動作を繰り返すことで、打者としてのピークパフォーマンスを試合で発揮しようしています。
他にも、試合前に同じ音楽を聴いて、気持ちを盛り上げる格闘家の方やスポーツ選手の方は多いようです。
みな、それぞれピークパフォーマンスを試合中に発揮するためにルーチンの一連の動作やポーズ、ジェスチャーを繰り返しています。
効果の例2:平常心を取り戻す
アンカリングは「ポジティブな状態」を再現するために使えるので、ピークパフォーマンスだけでなく、様々な感情や生理的反応を選択できます。
福祉関係で精神障碍者の方にアンカリングをお伝えするときには、冷静さやリラックス状態をおススメしています。
平常心のアンカリングは、プレゼンや面接などの前に設定することで、いざというときに使うことも出来ます。
効果の例3:やる気スイッチを作る
日々の仕事や勉強など、やらなければいけないのにやりたくない…行動したいのに出来ない…という時がありますよね。
そのような時は、やる気スイッチを入れれば大丈夫です。
といっても、アンカリングで作っておかなければいけないのですが。
このやる気をアンカリングできれば、どうしてもやらなければいけない時に、自然とやる気が出て仕事や勉強を片付けることが出来ます。
効果の例4:その他
アンカリングはポジティブな気持ち・気分をいつでもどんな状況でも引き出せる技術なので、どんな気持でも引き出すことは可能です。
過去のあなたが経験している記憶に限りますが、人生のどの場面で経験していても、NLPのワークでアンカリングしてしまえば、身体の動作や言葉を使うことで、当時の気持ちを簡単に引き出せます。
例えば、自信・勇気・元気・落ち着き・冷静・活気・喜びなどなどです。
アンカリングの方法
過去のポジティブな体験にある気持ちや気分・生理的状態を、何かの動作や言葉などと結びつけて、スイッチにする方法です。
このスイッチが出来てしまえば、いつでもどんな時でも、あなたはその気持ちや気分・生理状態にアクセスできるのです。
そのプロセスを手短に説明したいと思います。
1:引き出したい気持ちを決めます
これから先、どのような気持ちにアクセスしたいか決めます。
この気持ちは純粋な気持ちが良いです。
何かネガティブな問題が混じっている場面は避けましょう。
そして、その気持ちを感じている過去の場面を思い出しましょう。
その時は、しっかりと思い出すために記憶を鮮明にすることがとても重要です。
視覚で何が見えるか、聴覚で何が聞こえるか、触覚で何を感じるか、丁寧に当時の記憶を観察して確認しましょう。
そして、鮮明に思い出してくると、その時の感情や生理的反応のピークが時間とともに訪れます。
その直前に「何かの特定の動作」と結びつけるのです。
2:何か特定の動作を決める
ある「動作」をすると、例えば「やる気スイッチ」が入る、という結果にしたいので、まずは「何か特定の動作」を決めましょう。
自然とスイッチが入ってしまうような動作は、オススメしません。
あなたの癖と結び付けたり、頻繁に触る場所だと、知らないうちにスイッチが入ってしまいます。
例えば、右利きの人なら、反対の「左手の親指と薬指でわっかを作る」などが良いです。
誰にもばれないけど、やりやすくて、勝手には入らないスイッチが望ましいです。
3:ピークの状態と動作を結びつける
1に戻って、気持ちの盛り上がりに合わせて、決めた動作を何度もおこないます。
気持ちのピークで例えば先ほどの「わっか」を作り、気持ちが下がったら離します。
そして、ブレイク(深呼吸や体をゆすり一回リセットする)します。
これを何度か繰り返して、スイッチを押したら自然と、気持ちにアクセスできるようになれば、アンカリングの成功です。
あとは、実際に必要な場面で、アンカリングされた動作をして、気持ちを引き出してみましょう。
いかがでしょうか?
アンカリングを身につけると、いつでもどこでもやる気スイッチ!のようなことが出来ます。
是非、学んでみてはいかがでしょうか?
アンフィニッシュドビジネスの克服
過去に出来た未解決の問題を解決するNLPパターン。
EQ
EQとは、Emotional Intelligenceの略語で心(及び情動)の知能指数を意味しています。(ウィキペディア)
IQがおもに「知能」の発達速度を示すのに対して、EQは仕事への取り組み姿勢や人間関係への関心の度合いなどを感情という視点から測定する指数です。
社会的に成功する者の多くは、情動を調整する能力に長けているとされ、EQでは問題処理能力や事務処理能力に加え、環境に適応する能力や仕事に対するモチベーションをマネジメントする力など、知能を多面的にとらえたより実質的な判断基準として、企業の採用や人材育成などの判断材料となっています。
米国の心理学者ダニエル・ゴールドマンDaniel Goldmanが,著書《Emotional Intelligence》の中で提唱したことがきっかけとなって広まった概念です。
EQは(1)セルフ・コンセプト(心内知性)、(2)ソーシャル・スキル(対人間関係知性)、(3)自分と他者の状態を同時に認知できるモニタリング能力(状況判断知性)の3つの知性によって構成されます。
これらの3つの知性をそれぞれどのくらい備え,バランスよく持っているかによって,EQの高さが決まります。
心内知性とは、自分自身で自分の心理的状態を捉えることができる知性のことで、自分の感情をコントロールできることを意味します。
対人間関係知性とは、他者に適切かつ効率的に働きかけることができる知性のことで、他の人に対応する際に発揮される一種の技能です。
状況判断知性とは、相手の様子を理解し相手を受け入れ、相手と自分との関係を客観的に判断する能力のことです。
IQがおもに「知能」の発達速度を示すのに対して、EQは仕事への取り組み姿勢や人間関係への関心の度合いなどを感情という視点から測定する指数です。
社会的に成功する者の多くは、情動を調整する能力に長けているとされ、EQでは問題処理能力や事務処理能力に加え、環境に適応する能力や仕事に対するモチベーションをマネジメントする力など、知能を多面的にとらえたより実質的な判断基準として、企業の採用や人材育成などの判断材料となっています。
米国の心理学者ダニエル・ゴールドマンDaniel Goldmanが,著書《Emotional Intelligence》の中で提唱したことがきっかけとなって広まった概念です。
EQは(1)セルフ・コンセプト(心内知性)、(2)ソーシャル・スキル(対人間関係知性)、(3)自分と他者の状態を同時に認知できるモニタリング能力(状況判断知性)の3つの知性によって構成されます。
これらの3つの知性をそれぞれどのくらい備え,バランスよく持っているかによって,EQの高さが決まります。
心内知性とは、自分自身で自分の心理的状態を捉えることができる知性のことで、自分の感情をコントロールできることを意味します。
対人間関係知性とは、他者に適切かつ効率的に働きかけることができる知性のことで、他の人に対応する際に発揮される一種の技能です。
状況判断知性とは、相手の様子を理解し相手を受け入れ、相手と自分との関係を客観的に判断する能力のことです。
いじめ恐怖症
いじめ恐怖症とは
いじめ恐怖症は近年その存在が少しずつ注目されている症状です。子供時代のいじめによって心に負った傷が、成長してからも消えずに残ってしまうというものです。いじめによって人間不信や神経過敏、自尊心の欠如、社会不安障害などを抱えたまま成長してしまい、社会に溶け込めないまま一生立ち直れない人も多くいます。いじめ恐怖症によって起こる症状
自己否定的な性格
自分に対して周りから否定の言葉ばかり浴びせられたり、日常的に暴力を受けていると、自尊心が育たず自己否定的な性格になってしまいます。本人には何も非がないのに「私が悪いんだ」「私はなんの価値もない人間なんだ」と思い込んでしまい、どんな言葉もマイナスに受け取ってしまいがちです。結果として人間関係がうまく築けず、孤独になってしまうことが多いです。長年フラッシュバックやトラウマに悩まされたあげく、いじめの数年後に耐えられず命を絶ってしまう方もいるほどです。脳機能の低下
日常的に暴言や暴力、虐待などを受けてきた人は、脳の「聴覚野」という音を認識する部分が肥大しがちになり、また前頭前野という脳そのものの活動性を司る部分が収縮してしまうというデータがあります。自分に対する言葉や暴力から身を守るべく反応しやすくするとともに、恐ろしい思いから自分を守ろうとして「何も考えたくない」という防衛本能が働く結果だと考えられます。その結果、人の言葉をうまく認識できない、学習能力が低下するなど、様々な影響があります。
体調不良
精神的なストレスは自律神経や体内のホルモンなどにも影響を与え、体に様々な不調をもたらします。学校でいじめを受けている子供が登校時間が近づくにつれお腹が痛くなったり、頭痛がしたりするのも、これらのサインかもしれません。いじめ恐怖症の治療法
いじめ恐怖症の治療法は、誰かにきちんと話を聞いてもらって肯定してもらう時間を作ることです。いじめを受けると「自分に悪いところがあるからいじめられる」という考え方に陥ってしまいがちです。そこでしっかりと話を聞いてもらうことで「自分は被害者であり、いじめた側こそが加害者である」という認識に変えていくことが重要です。時間をかけて心の中に渦巻くものを吐き出し、気持ちに整理をつけていくことが大切です。意図
意図は何かをしようとする思いや思惑、狙いのことで上位の目的となるものです。意識レベルのものと右脳や感情などが無意識レベルに持っているものとがあります。
意図/結果モデル
望む意図と目的達成することで得られる結果を明確にすることで、首尾一貫した内的状態を作り、目的設定を洗練させる。ニューコードNLPパターン。
インテーク面接
クライエント(相談者)に対して最初に行われる面接のこと。受理面接、初回面接とも言う。目的はクライエントにカウンセリングの趣旨を明確にし、抱える問題の内容を把握して、このクライエントにカウンセリングが可能か否かを判断します。可能であれば方針を決めたり、問題解決の手がかりをつかんだりします。氏名、生年月日、学業成績、現病歴、家族構成などの事務的な情報やその後のカウンセリングに必要と思われる事項についての情報収集もおこないます。※コーチングでは、オリエンテーションという呼び方を使用します。
well-being
WHO(世界保健機構)において1946年の草案がもとになった言葉です。「健康とは身体的・精神的及び社会的に良好な状態(well-being)であって、単に病気ではないとか、虚弱ではないということではない。」とされています。
ASD
・ASDとは
ASDはPTSDとほぼ同じですが、「急性ストレス障害」のことを指します。症状の表れている期間が異なります。数日間~4週間以内にトラウマを原因としたストレス障害が消えてしまう場合にはASD、一か月以上症状が続くとPTSDに移行します。
・ASDの症状
PTSDの症状を参照
ASDはPTSDとほぼ同じですが、「急性ストレス障害」のことを指します。症状の表れている期間が異なります。数日間~4週間以内にトラウマを原因としたストレス障害が消えてしまう場合にはASD、一か月以上症状が続くとPTSDに移行します。
・ASDの症状
PTSDの症状を参照
ABCゲーム
ノウナッシングステイト(ゾーン状態、フロー状態、ハイパフォーマンス状態)を意図的に作り出すテクニック。ニューコードNLP。
英語スペルストラテジー
英単語を瞬間的に覚えていくテクニック。
エコロジーチェック
目的を達成する際に、自分自身と対外的な部分に対して、システムに影響を与えるために、問題が生じないかどうか確認すること。また、その先を対応すること。
NLPであることの条件
NLPであることの条件は次の2点です。1.有効性がある。 2.プロセスモデルである。
NLP創始者のグリンダー博士は、NLPモデリングである無意識的モデリングの産物として帰納法的に生み出される「プロセス モデル」と、分析的かつ演繹法的に生み出される内容押し付けモデルとみなされる「コンテント モデル」を明確に区別しており、コンテント モデル(価値観、考え方押し付けモデル)はNLPの一部にはなりえないと言われています。
プロセスモデルは、クライエントの状況に影響を与えることでクライエントが自らの力で選択肢を導き出す支援をします。
一方、コンテントモデルはファシリテータがクライエントに考え方や価値観などを押し付けることで、目先的な打開策を提示します。
目先的な解決は行えても、クライエントは状況が変わった時には状況に適応できなくなります。このようなコンテントモデルは長期的にクライエントの自由を奪う行為です。
人間の尊厳に対して倫理的介入をするためには、プロセスとコンテントの区別が最も重要なことです。
安全なNLPの活用とは、"NLPをプロセスで扱う"ということなのです。 プロセスモデルの重要性を理解し実践活用することは、NLPを使用するコミュニケーター(コーチ、カウンセラー、トレーナーを含む)にとって、在り方そのものが問われることではないでしょうか。
NLP創始者のグリンダー博士は、NLPモデリングである無意識的モデリングの産物として帰納法的に生み出される「プロセス モデル」と、分析的かつ演繹法的に生み出される内容押し付けモデルとみなされる「コンテント モデル」を明確に区別しており、コンテント モデル(価値観、考え方押し付けモデル)はNLPの一部にはなりえないと言われています。
プロセスモデルは、クライエントの状況に影響を与えることでクライエントが自らの力で選択肢を導き出す支援をします。
一方、コンテントモデルはファシリテータがクライエントに考え方や価値観などを押し付けることで、目先的な打開策を提示します。
目先的な解決は行えても、クライエントは状況が変わった時には状況に適応できなくなります。このようなコンテントモデルは長期的にクライエントの自由を奪う行為です。
人間の尊厳に対して倫理的介入をするためには、プロセスとコンテントの区別が最も重要なことです。
安全なNLPの活用とは、"NLPをプロセスで扱う"ということなのです。 プロセスモデルの重要性を理解し実践活用することは、NLPを使用するコミュニケーター(コーチ、カウンセラー、トレーナーを含む)にとって、在り方そのものが問われることではないでしょうか。
NLPの前提
公理であり、証明することはできませんが、目的達成やコミュニケーションを円滑にするパワフルな情報です。
これらの考え方を持ち続けると、人生のあらゆる場面で活用でき、自分自身をセルフマネジメントしやすくなります。
1,地図は土地ではない
地図は土地ではないという概念は、解釈と事実を区別するという意味の言葉です。
私たちは、この地図=解釈のフィルターを通して、日々世の中を見ていますが、地図は事実そのものではないのです。
NLP(神経言語プログラミング)は解釈を変えることに優れています。
2,人は常に自分が知覚する最善の選択をおこなっている
どんな人でも、今まで様々な経験をして、自分なりのベストを選択し続けています。
自分自身も目の前のクライエントもそうです。
3,もし世界の他の人にできたら、それは自分にも可能だ
誰かにできるなら自分にもできると思える人は、目の前の扉を一つずつでも開けることが出来ます。
4,エネルギーは注目が払われるところに流れる
苦手や恐怖などのネガティブな感情も「アンテナ」が張っているとそこに注意が向きます。
好きなことも、嫌いなこともアンテナがあることで引き寄せのように目に入り、現実としてとらえがちなのです。
5,失敗はない。あるのは外界からのフィードバックだけである。
もしも、成功したいなら自分が納得いくまで続ければいいのです。
たとえ、最終的に得られるものが違っても、どこかのゴールにたどり着きます。
失敗という事実はないのです。
6,どの行動にも必ず肯定的な意図がある。
どの行動にも必ず肯定的な意図があります。
行動だけではなく、生理的な反応や無意識のパートですら、肯定的な意図をもっています。
7,他者の内的世界観(地図)を尊重することは、コミュニケーションの基本だ
NLP(神経言語プログラミング)の関わり、コミュニケーションは中立で押し付けません。
考え方を押し付けるのではなく、相手を導いていくのです。
8,相手の反応が自分のコミュニケーションの成果である
コミュニケーションの成果は相手が表してくれていると考えます。
相手の反応が望ましくないと思うのなら、自分が柔軟性をもって変化していけばいいという前提です。
9,問題や制限とはチャンスである
問題や制限も解釈ととらえます。
発想の転換ができれば、ピンチもチャンスなのです。
10,うまくいかなかったら別のことを試してみる
NLP(神経言語プログラミング)は柔軟性(フレキシビリティー)を求めます。
現実の状況を良く見て、上手くいかないのなら違うやり方を選択するだけなのです。
11,何も選択しないよりも、何かを選択した方が良い
何もしない後悔よりは、何かを選択していきましょう。
何もしないという選択も出来ますが、多くの後悔は「しなかったこと」の後悔です。
12,心と身体は一つの有機システムである
心と身体はつながっています。
過去の体験に対して心を変えれば、感覚や反応、感情や思考が変化します。
逆に身体からアプローチすることでも身体の変化は起きます。
ステイトマネジメント(状態のマネジメント)をとても大切にしていますが、これは精神状態はもちろんですが、実は心も身体もという意味です。
13,人は必要なリソース(資源)をすでに持っている
カウンセリングやコーチングでは、クライエントがすべての答えをもっています。
カウンセラーやコーチは、それを信じて彼らのリソースを見つける手伝いをするだけです。
こちらから何かを押し付けるのではなく、自分の力があるということを信じさせる関わりをしていくのです。
NLPはこれらの考え方・概念を前提に進めていくためにとてもパワフルです。
アドバンスドNLPのコースはこれらを前提に作られています。
NLPの補足
【NLPとは天才と平均的なパフォーマーの違いを探求する学問】
NLP(神経言語プログラミング)は1975年アメリカのカリフォルニアでジョン・グリンダー博士とリチャード・バンドラー氏により共同開発されました。当時天才的なセラピストであった以下の3人が研究対象になっております。
この3名はクライエントの困難と思われる課題に対して、驚くような成果を出すことで知られていました。
創始者の二人はこの3人の言葉使い、行動パターン、無意識の動きを考察、研究し、体系化して「魔術の構造」を解明しました。
ジョン・グリンダー博士はこのことを「天才と平均的なパフォーマーの違い」の探求と言っています。
天才は、望ましい変化を起こす方法を暗黙知として知っていて、その「変化」に注目したのです。
さらに、言語学・神経科学・人間工学・精神生理学・大脳生理学・サイバネティクスなどを取り込み、誰にでも素早く、カンタンに出来、しかも実用的である学問を生み出すに至ります。
それは、平均的なパフォーマーを天才にする方法に他ならない革新的な学問です。
もしも、NLPを極めて簡潔に説明とするとしたら、本来はこの
「天才と平均的なパフォーマーの違い」の探求
となります。
ただ、これでは抽象的に捉えられることが多いため、現在の日本では様々な解釈の元に、本来の意味を歪めながら伝わっている部分が多々あります。
恋愛に効く、ビジネスに効く、コミュニケーション実学であるというのは売り文句であり、NLPはそれらを包括する様々なパフォーマンスを発揮できるものなのです。
【NLPの成り立ち】
当時学生だったバンドラー氏はゲシュタルト療法の創始者であるフリッツ・パールズの物真似が出来ました。周囲の学生たちが絶賛するほど、とてもうまかったそうです。
そして、彼自身がクライエントを別に見立て、クライエントに対してフリッツ・パールズの物真似のセラピーを提供して驚くような成果を出していました。
そのような中で、ある時、バンドラー氏はジョン・グリンダー博士に次の二つのことを尋ねにいきました。
ジョン・グリンダー博士は以下のことを答えたそうです。
ここから、NLPの共同研究が始まりました。
NLPの当初の研究対象(モデリング対象)が3人の天才セラピストだったことは、実は偶然だとジョン・グリンダー博士は言っております。
なぜなら先に説明したようにNLPとは、
「天才と平均的なパフォーマーの違い」の探求
であり、セラピストに限定した話ではなかったからです。
事実、ジョン・グリンダー博士の講座では、モデリングをテーマにした講座が開催されたことがあり、違う分野の専門家、マジシャン・ヨガマスター・パントマイマーの3名のモデリングをおこなうという試みがありました。
グリンダー博士は、最初のモデリング対象者が天才セラピストだったということは歴史的偶然と言っています。
新しいセラピーを開発するためにNLPを始めたわけではなく、偶然身近にいた天才がたまたまセラピストだったわけです。
NLPは、たまたま身近にいた天才セラピストの言葉使いや無意識の動きを考察、研究していった結果、セラピーやカウンセリング、コーチングとして広まっていったという流れが正しいのです。
NLPの本来の意図はセラピーに特化するということではなく、「天才のパフォーマンスを普通の人が発揮できる仕組みを解明する」ということなのです。
また、バンドラー氏はNLPに対して「心理学」という言葉を使いますが、グリンダー博士はNLPを「認識論」と言っております。そして「心理学」とは、ほど遠いものだと言っています。
認識論とは人が外界を認識し、プログラムとして取り入れ、アウトプットしていく仕組みを解明するものです。
心理学は統計的なため、個々人の違いに触れることができない可能性がありますが、NLPは個々人それぞれの五感や言語・神経回路の特性による一人一人の個性に合わせて使えるものなのです。
初期のNLPの研究は、天才セラピストのもつパターンでした。
しかしながらNLPが他の学問と一線を画すのは、NLPの本質がそのパターンそのものにあるのではなく、「パターンを発見するプロセス」にある点なのです。
そして、そのプロセスは様々な分野に波及していきます。
セラピスト、カウンセラー、コーチ、心理学者、教育関係、ビジネスマン、コンサルタント、研修講師、経営者、政治家、スポーツ選手、武道家、芸術家、音楽家、弁護士、医者、看護師、俳優、学生、主婦。
方法(メソッド)という言葉は、目標を達成する手段、目的をやりとげるためのやり方を意味します。 一方、方法論(メソドロシー)とは、もう一つ上の論理段階に属し、一連の方法というよりは、特定の研究の根拠をなす原理や前提を意味しています。NLPはまさに方法論なのです。
平均的なパフォーマーを天才にする方法論を様々な分野に応用し、NLPは現在もなお各分野に天才を生み出し続けています。
【天才セラピストのパフォーマンスを追求するNLP】
ただ、そうはいっても3人のセラピストの解明はNLPの歴史的に重要です。この解明については、どうやら一筋縄ではいかなかったようです。
当時、ある優秀な研究者たちがミルトン・エリクソンの現代催眠療法を解明するために派遣されました。
ミルトン・エリクソンが催眠療法の天才と言われる所以ですが、ミルトン・エリクソン以前の催眠療法は、セラピストの指示的な誘導のもとにクライエントを催眠状態に導くというものでした。
エリクソン以前の催眠療法は指示的であるがゆえに、クライエントが催眠状態に入らない可能性が多々あり、催眠に入るかどうかはクライエント次第(クライエントのせい)という部分がありました。
クライエント次第というのは、簡単に言うと、人は指示に対して違和感を持った場合、抵抗が起きてしまうということです。
そうすると催眠に入らなくなるのです。
ミルトン・エリクソンが以前の催眠療法家と一線を画していたのは、「どんな状態のクライエントでも催眠に入る」テクニックを持っていたからです。
話は戻りますが、ある優秀な研究者たちは、どんなクライエントも催眠状態に入るテクニックをエリクソン氏のもとへ通い研究していました。
しかし、ミルトン・エリクソン氏の表出する言葉使い等が複雑すぎて、あまり多くの成果が得られませんでした。
その後、グレゴリー・ベイトソン氏の紹介で、ジョン・グリンダー博士とリチャード・バンドラー氏にエリクソン解明の話が回ってきます。
グレゴリー・ベイトソン氏は文化人類学や精神医学の研究者であり、二人の指導者でもありました。
グリンダー博士はその話が来た時に願ってもないチャンスでありながら、思わず
「ノー!」
と反射的に断ってしまったそうです。
最後にはグリンダー博士は、バンドラー氏とともにエリクソン博士を解明しに行くことになるのですが、思わず断った自分にびっくりした半面、その理由をこのように言っています。
「私は意識レベルでの分析では解明できないと思い、無意識レベルでモデリングして解明しようとした。でも、エリクソン氏は難病をいくつも患っている。性格も…。もしも何も用意せずにモデリングしたら、望ましくないものまで吸収してしまうかもしれない。」
そして、望ましくないものまで吸収しないように、事前に「フィルター」をかけるというワークをグリンダー博士は3か月間かけて開発し、自分にそのフィルターをかけてからエリクソン氏の解明に向かいました。
このワークは「フィルタリング」と言われています。
その後、二人はエリクソン氏のモデリングをしていきます。
モデリングとは言語的な部分も非言語的な部分も含めて、全てにおいて真似をしていくというものです。
意識レベルでは捉えきれない情報を、無意識レベルでも真似をしながら、二人はエリクソン氏のコピーをしていきました。
意識はある部分に焦点を合わせると、他を削除してしまうという仕組みがあるからです。
そして、その後クライエントを募集し、二人はエリクソンの真似をしながらセッションをおこなっていきました。
そして、エリクソン同様にクライエントの治療に成果を出していきます。
そして、セッション中に気づいた点をエリクソン氏に確認しながら、天才の技を明らかにしていくという作業を繰り返していったのです。
のちに、ミルトン・エリクソン博士は
「二人は自分がわかっている以上に、自分がしていることを説明できるようにしてくれた」
と言うことになります。
前述のある優秀な研究者たちとグリンダー博士・バンドラー氏の取り組みの違いについて、グリンダー博士は、
「前者は左脳的に理解しようとしてつまづいた。私たちはモデリングで無意識的に学習していったんです。」
と言っています。
このことがNLPにとって学び方の最重要ポイントになります。
NLPの学びとはモデリングと切り離せません。
NLPとは左脳的に知っているだけでは意味がなく、実践して初めて意味があるものなのです。
むしろNLPの学び方というのは、本来の脳の学習プロセスと同じで、無心になって無意識レベルで体験学習をした上で、知覚や言語で意識化し頭を整理するものなのです。
【NLPの本当の学び方は無意識学習】
多くの人がNLPの学び方を、従来の日本人的におこなっていることは、NLPをNLPでないものにしてしまっていると言っても過言ではありません。NLPは従来の一般的な
実は「知る」ということは、個々人の癖・経験にによって「自分が知覚できる・理解できる範囲で知る」ということが正しいのであり、個人の制限の範囲を超えないのです。
それは、何か物事や事柄を口頭でおしえることの難しさが証明しています。
自分と同じ経験値を持つものであれば、スムーズに受け取られる可能性はありますが、経験値が違うことで言語でのやり取りは、驚くほど制約を受けてしまうのです。
私たちは言語を聴いたときに自分の経験と照らし合わせて理解します。
経験のないものは理解できないといってもいいでしょう。
でも、私たちは「知らなくても」出来ることがたくさんあります。
自転車が「2輪でも転ばない仕組み」は知らなくても、経験的に乗れます。
逆に私たちは知ったことで動けなくなることもあります。
スポーツ選手が陥るイップスという症状も、考えすぎて動けなくなることの表れだと言えます。
本来のNLPの学習は「学ぶ」ことを「知る」と理解するよりも「学ぶ」ことを「まねぶ」(まねる)と理解することで、無意識レベルでも吸収し、右脳を活性させ、左脳の制約なく学ぶことが出来るのです。
【NLPを取り巻く心理療法の一つ、短期療法の流れ】
NLP(神経言語プログラミング)はそのセラピーの天才的な成果をもってして、ブリーフセラピー(短期療法)の一つという分類をされています。短期療法・ブリーフセラピー、解決志向とは米国カリフォルニアのパロ・アルト・グループのセラピストたちが実践した方法論です。
プロセス(過程)だけを扱うので、コンテントフリーセラピー(内容とは無関係のセラピー)とも呼ばれています。
NLPもプロセスを扱う方法論であり、コンテントフリーです。
従来の心理療法が問題の内容にフォーカスしていたのに比べてNLPでは、問題そのものの構造(フレーム)を変えてしまうというパワフルさがあります。
また、従来の心理療法が陥りがちな原因の追究(WHY)から、どうしたらうまくいくのだろうかという(HOW)へとシフトさせ、ブリーフセラピー(短期療法)の発展と合わせて多くの影響を与えています。
そして、1980年代後半から欧米の心理学者の多くの方が、NLP資格コースを受講していきます。
【NLP創始者達の経緯】
創始者のジョン・グリンダー博士とリチャード・バンドラー氏はNLP団体である米国NLP協会を立ち上げました。当時、バンドラー氏は口が悪く、グリンダー博士曰く、人の恐怖心を煽るような話し方をしていたそうです。
グリンダー博士は
「そのような話し方をするのは、世間的にNLPの評判を悪くする。もしも、やめないなら私は出ていく。」
と何度か言ったそうですが、バンドラー氏がやめなかったため、約束通りに出ていったそうです。
そして、クリスティナ・ホールが引き継ぎ、バンドラー氏が退社したことで、現在の米国NLP協会という形になります。
その後、グリンダー博士はグリンダー&ディロージャアソシエイツという会社を立ち上げます。
その当時からグリンダー博士は今までのNLPはどうもおかしいのでは?という疑問を持ち始めました。
それは、
そして、NLPをバージョンアップさせていきます。
【NLPの定義】
NLPの定義は以下になります。NLPは前述で述べたように、短期療法、ブリーフセラピーの一種として認識されます。
NLPは悩みや課題に対してコンテント(内容)に重きを置かず、プロセス(形態)で関り、悩みの構造自体を変えてしまう解決志向的な心理療法の一つです。
グリンダー博士は、NLPはクライエントの悩みに対してコンテントフリーであるということと同時に、NLP自体がコンテントを持たないということを強く発信しています。
現在NLPとして広がっているものの中には、プロセスモデルであるNLPと本来NLPではないコンテントモデルが入り混じっています。
しかし、NLPの欧米の業界でもプロセスモデルとNLPではないコンテントモデルの違いを認識できる人は極めて少ないのです。
そして、世の中には本来NLPではないコンテントモデルが広く出回ってしまっています。
そのことについて、グリンダー博士は次のようなことを話してくれています。
「ロバート・ディルツ(NLPを世界に広めた貢献者の一人)に、コンテントモデルはそもそもNLPとは言わないと伝えていたんだが、ようやく7年かかって理解してもらえた。」
【NLPとそうでないものの区別】
NLPを使う人にとって、コンテントモデルとプロセスモデルの区別はとても大切です。なぜならば、コンテントとは人の考え方や価値観にあたる部分のことで、誰もが自分の考え方や価値観を持つ自由があるからです。
コンテントモデルがワークとして成果が出ないということではありません。
コンテントモデルは悪意でないにしろ、事実として自分の考え方や価値観を相手に押し付けることで、相手を否定し干渉しすぎることが問題なのです。
コンテントモデルはそもそもNLPに似ているため、とてもパワフルです。
もう一度いいます。誰かの価値観や信念で作られたものはNLPではないのです。
NLPは帰納法的に抽出された事実をスキルや知識として扱うのであり、特定の人の考え方が混じっているようなワークはNLPではないのです。
そのため、NLPではないコンテントモデルに分類される以下のものは、当学院では扱いません。
例)下記は一部です。
・メタプログラム
・ニューロロジカルレベル
・ディズニー創造性ストラテジー
・ダンシングSCORE
・ヒーローズ ジャーニー
【NLPをより理解するために】
グリンダー博士はNLPにかかせない人物は誰かと尋ねられるとと答えました。
そして、彼がいなかったらNLPは誕生していないと言っています。
ノーム・チョムスキー博士は生成文法の第一人者です。
生成文法とは全ての人間の言語に「普遍的な特性がある」という仮説を基にした言語学の一派です。
その一つの特性として、例を挙げると、私たちが何かについて語る時、体験や経験を言語を通して表現していきます。
その、言語としての表出を表層構造と言い、語っている人の中で起きている再体験(経験)の意味を深層構造と言います。
私たちは再体験(経験)の意味をすべて言語では話せません。
また、聞いている人は自分のフィルターを通して理解します。
例)「怖かった」と伝える(表層構造)時、その人は再体験(深層構造)を詳細にし意味づけしています。
いくら詳細に伝えても、伝えられた人の深層構造をそのまま受け取らず、聞き手なりに解釈します。
その経験の詳細を補完する質問方法として、NLP創始者の二人はメタモデルというNLPの基礎を作り上げていきます。
また、クライエントの深層構造に対してセラピーの効果を多大に与えているミルトン・H・エリクソンの言葉使いをまとめたのがNLPのミルトンモデルになります。
日本NLP学院のアドバンスドNLPとは?
NLP VAKモデル
NLPのVAKモデルは、天才セラピスト達がクライエントにアプローチする中で発見されました。
クライエントたちは、一人ひとり五感の使い方が違っており、その特徴や特性を研究したのです。
NLPのVAKモデル(代表システム)の研究では次のようなことがわかっています。
人の五感には偏り(優位)があること、そして五感の働きと目の動きや言語・非言語表現などの間に関係があることなどです。
五感には視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚がありますが、そのうちの、視覚・聴覚・触覚の3つに焦点をあて、人のコミュニケーション時の特徴を分類しました。
この視覚(Visual)・聴覚(Auditory)・触覚(Kinesthetic)の英語表現の頭文字をとって、NLPのVAKモデルと言っています。
ちなみにNLPでは嗅覚と味覚は触覚(運動感覚、身体感覚)に含まれているという捉え方です。
視覚優位な人は、図や映像や絵、デザイン、色彩などにこだわりを示し、それらがあると理解力が上がります。
コミュニケーション時には、「見たい」ので距離を取り全体像を見ようする傾向があります。
質問されたときにイメージを思い出すときは、視線は上に行くことが多いです。
会話時はイメージを思い出して説明し、割と早口の傾向です。
言葉使いは視覚的な表現を多く使う特徴があります。
聴覚優位の人は、音楽や文章・論理・言語にこだわりを示し、文章読解に優れます。
コミュニケーション時には、「聞きたい」ので視覚優位と触覚優位の人の中間距離と言われます。
そのため、聴いている人は、相手のことを見なくてもコミュニケーションを取ろうとします。
聴覚優位の人は、言語表現もしくは音楽的な表現が得意です。
言語表現が得意な人は文章が整っていると威力を発揮し、音楽表現が得意な人はまさに音楽に才能を発揮します。
質問されたときに音を思い出す場合は、視線は横に行くことが多いです。
言葉的には左脳的な論理傾向や音楽的な「音」の表現を多用します。
触覚優位のタイプの人は言い換えると、運動選手やパフォーマーなど体感・身体感覚や運動感覚を得意とする人たちです。
コミュニケーション時には感じたいので近づいたり、体験したいという傾向があります。
相手が離れようとすると、寂しいという感覚や物足りないという感覚が起きます。
その場の空気や相手の雰囲気を敏感に察知する能力があります。
得意な表現的には身体の感覚を使った言語表現です。
会話時は感じながら話すために、割とゆっくり話す傾向です。
質問されたときに触覚を思い出すときは、視線は下にいくことが多いです。
NLPプラクティショナー
NLPプラクティショナーとは、NLPの実践家という意味で、初級資格にあたります。
NLPプラクティショナーの資格要件は次の通りです。
NLP創始者のジョン・グリンダー博士の言葉を正確にお伝えしておりますが、英訳のため多少難しい表現があります。
ここでは、出来る限りわかりやすく説明したいと考えています。
「NLPプラクティショナーとは、NLPで行われているモデリングと他の学問分野で使用されているモデリングとを区別することができ、形態(プロセス)と内容(コンテント)の差異を直感的に認識し、NLPの基本パターンにおいて行動的有能性を達成している人です。
NLPプラクティショナーは、NLPとその適用パターンについて口頭で語れるかもしれませんし語れないかもしれませんが、最重要なこととして、NLPプラクティショナーは実際に基本的パターンを効果的に適用する能力を備えています。
NLPプラクティショナーの習得度は、さらに首尾一貫したNLPパターンの自己適用と意識と無意識のプロセス間の正確で効果的なコミュニケーションを可能にさせる効果的な一式の自発的シグナルによっても適切に判断することができます。」(ジョン・グリンダー)
上記内容について、いくつかにわけて説明いたします。
【NLPプラクティショナー資格要件】
他の分野との違いは、あらかじめ分析するか否かということになります。
左脳的な分析をせず、右脳的に五感や感性を働かせておこなうモデリングがNLPモデリングになります。
NLPを使いこなせれば、クライエントの悩みの種類によって、解決が左右されることがありません。
また、NLPの一番わかりにくい部分の一つですが、現在NLPのワークはコンテントモデルとプロセスモデルの二つが存在しています。
コンテントモデルは、たとえ非常に効果的であっても、厳密にはNLPではないとジョン・グリンダー博士は言っています。
コンテントモデルは、誰かの価値観や考え方が入っており、個人の自由を奪う可能性があるからです。
私たちは、必ずしも同じ価値観を持っているわけではありません。
ワークをすることで、限定的な縛りをあらたに個人に強いることはもっての外であると考えます。
プロセスモデルは、個人の価値観を損なうことなく、悩みを解いたり、目標を達成するものです。
もっと踏み込んで言うと、わからなくてもできることが重要なのです。
もしも、NLPを先に左脳的に学んだ場合、その人の理解が無意識の学習を妨げることがあるからです。
そして、これらのことが出来ているかどうかは、NLPトレーナーから確認することができると述べています。
自分の無意識とつながるということは、自己受容や自己肯定感、自己への信頼感につながります。
NLPプラクティショナーの資格要件は次の通りです。
NLP創始者のジョン・グリンダー博士の言葉を正確にお伝えしておりますが、英訳のため多少難しい表現があります。
ここでは、出来る限りわかりやすく説明したいと考えています。
NLPプラクティショナーは、NLPとその適用パターンについて口頭で語れるかもしれませんし語れないかもしれませんが、最重要なこととして、NLPプラクティショナーは実際に基本的パターンを効果的に適用する能力を備えています。
NLPプラクティショナーの習得度は、さらに首尾一貫したNLPパターンの自己適用と意識と無意識のプロセス間の正確で効果的なコミュニケーションを可能にさせる効果的な一式の自発的シグナルによっても適切に判断することができます。」(ジョン・グリンダー)
上記内容について、いくつかにわけて説明いたします。
【NLPプラクティショナー資格要件】
他の分野との違いは、あらかじめ分析するか否かということになります。
左脳的な分析をせず、右脳的に五感や感性を働かせておこなうモデリングがNLPモデリングになります。
NLPを使いこなせれば、クライエントの悩みの種類によって、解決が左右されることがありません。
また、NLPの一番わかりにくい部分の一つですが、現在NLPのワークはコンテントモデルとプロセスモデルの二つが存在しています。
コンテントモデルは、たとえ非常に効果的であっても、厳密にはNLPではないとジョン・グリンダー博士は言っています。
コンテントモデルは、誰かの価値観や考え方が入っており、個人の自由を奪う可能性があるからです。
私たちは、必ずしも同じ価値観を持っているわけではありません。
ワークをすることで、限定的な縛りをあらたに個人に強いることはもっての外であると考えます。
プロセスモデルは、個人の価値観を損なうことなく、悩みを解いたり、目標を達成するものです。
もっと踏み込んで言うと、わからなくてもできることが重要なのです。
もしも、NLPを先に左脳的に学んだ場合、その人の理解が無意識の学習を妨げることがあるからです。
そして、これらのことが出来ているかどうかは、NLPトレーナーから確認することができると述べています。
自分の無意識とつながるということは、自己受容や自己肯定感、自己への信頼感につながります。
NLPマスタープラクティショナー
NLPマスタープラクティショナーとは、NLPプラクティショナーの上位資格になります。
NLPマスタープラクティショナーの資格要件は次の通りです。
NLP創始者のジョン・グリンダー博士の言葉を正確にお伝えしておりますが、英訳のため多少難しい表現があります。
ここでは、出来る限りわかりやすく説明したいと考えています。
「NLPマスタープラクティショナーとは、NLPプラクティショナーの必要条件をすでに満たし、その上で、NLPの卓越性の基本的パターンについて口頭で説明することができ、NLPの前身となっている分野の知的および歴史的背景についての一定の理解度を持ち、これらの基本的な適用パターンについて複数のバリエーションを使いこなせる人です。
この最後の特徴は特に重要です。NLPの基本的パターンについての複数のバリエーションを使いこなせるということは、NLPプラクティショナーは基本的パターンの書面に書かれてある順序から自分を解放する方向に大きなステップを踏み始めたことを意味しています。
NLPマスタープラクティショナーの行動は、NLPのパターン化原則に関して完全にクライエントの要求に焦点を合わせているので、クライエントの変化する要求をカリブレート(観察)しながら、一つのパターンの局面から他のパターンの局面に優雅に正確に移ることができます。」(ジョン・グリンダー)
【NLPマスタープラクティショナーの資格要件】
体験的な学習が進んだ後に、NLPの基本的なパターンを説明できることが求められます。
基本的なパターンを習得することで、仕組みが理解出来たら、複数ワークのコンビネーションや開発も出来るようになります。
表現や求められていることに難しさを感じるかもしれませんが、実際の学びは楽しいものです。
当学院ではNLPマスタープラクティショナー資格をNLPスタンダードコースで学べます。
NLPマスタープラクティショナーの資格要件は次の通りです。
NLP創始者のジョン・グリンダー博士の言葉を正確にお伝えしておりますが、英訳のため多少難しい表現があります。
ここでは、出来る限りわかりやすく説明したいと考えています。
この最後の特徴は特に重要です。NLPの基本的パターンについての複数のバリエーションを使いこなせるということは、NLPプラクティショナーは基本的パターンの書面に書かれてある順序から自分を解放する方向に大きなステップを踏み始めたことを意味しています。
NLPマスタープラクティショナーの行動は、NLPのパターン化原則に関して完全にクライエントの要求に焦点を合わせているので、クライエントの変化する要求をカリブレート(観察)しながら、一つのパターンの局面から他のパターンの局面に優雅に正確に移ることができます。」(ジョン・グリンダー)
【NLPマスタープラクティショナーの資格要件】
体験的な学習が進んだ後に、NLPの基本的なパターンを説明できることが求められます。
基本的なパターンを習得することで、仕組みが理解出来たら、複数ワークのコンビネーションや開発も出来るようになります。
表現や求められていることに難しさを感じるかもしれませんが、実際の学びは楽しいものです。
当学院ではNLPマスタープラクティショナー資格をNLPスタンダードコースで学べます。
NLPモデリング
NLPモデリングとは、無意識レベルで相手の感覚や五感に合わせて相手の成功パターンを真似する方法です。
NLPモデリングと普通のモデリングの言葉の意味の違いは、モデリング段階で分析しないということです。
なぜなら私たちの脳は、どんなに優れていても「焦点」を当ててしまうために、「盲点」が出来てしまいます。
脳には「削除」「歪曲」「一般化」の仕組みがあり、すべてに気が付き情報を拾うのは意識では難しいのです。
そこにNLP創始者は気が付き無意識レベルで取り入れることを思いつきました。
これがNLPモデリングです。
一番わかりやすい例では、日本では職人が師匠から技を受け継ぐその方法です。
師匠は「よく見て、よく聞いて、よく感じて、観察して真似ろ」と言わんばかりに、言葉で逐一教えません。
簡単に言うと、あのスキルの伝達方法が、NLPモデリングです。
弟子は師匠になりきってやってみて、師匠の技に近づいていく道が早いのです。
部分を真似ても全体は上手くいかず、全部を吸収して初めて師匠の技にたどり着きます。
ちなみにミスター巨人軍の長嶋茂雄さんは、天才であるため右脳的で、言葉での指導が擬音的です。
そのため「わかりにくい」という人もいたそうですが、松井秀喜選手は同じ右脳タイプのため「わかった」そうです。
NLP(神経言語プログラミング)は天才のモデリングから始まっています。
NLPはたまたま身近にいた3人の天才セラピストを研究対象にして始まりましたが、これは偶然だとも言われています。
当初の研究意図は、天才のスキルを手に入れたら普通の人も天才になれるのか?ということでした。
3人の天才セラピストのスキルを手に入れる研究からNLPは始まりました。
一番研究対象として難しいと言われた天才は、現代催眠療法のミルトン・エリクソン博士です。
彼は精神科医であり、自分自身も難病を抱えていて、自分が難病と付き合うのに自己催眠なども取り入れています。
ミルトン・エリクソン博士は「ただ話しながら催眠状態を作る」という天才でした。
実は、NLP創始者の2人がミルトン・エリクソン博士を研究する前に、別のチームが彼を分析しにいっています。
しかし、頭の良い研究者たちが結果的に「ミルトン・エリクソンの会話」は難しすぎて分析できないと、さじを投げてしまったのです。
そこで、NLP創始者の2人のジョン・グリンダーとリチャード・バンドラーに話が回ってきて、NLPモデリングを開発して研究を始めたのです。
NLPモデリングは研究対象を「観察しなりきる」というものでした。
声や姿勢、表情などすべてになりきって真似をして、その後持ち帰って分析し、ミルトン・エリクソン博士とやり取りをおこないながら、彼の催眠言語パターンを解析していったのです。
【NLPモデリングの重要ポイント】
NLPモデリングをするには分析をしないことが重要です。
分析のメリットは、焦点化することで一部の観察には優れますが、デメリットとして盲点が発生することがあげられます。
人の脳はこの仕組みから逃れられません。
すべてを吸収したい欲張りなNLPモデリングでは、考えないことをおススメしています。
【いらないものは取り入れない心のフィルター】
ただ、NLPモデリングには注意点があります。
なんでもかんでも吸収していますということです。
親の影響の話をしますが、生まれた時から私たちは無意識に親のモデリングをしています。
そのため、好きじゃない癖も真似ていることがあります。
NLPモデリングは無意識学習なので、この仕組みが働きます。
そのため、無意識にフィルターをかけて、自分を守るという「フィルタリング」のワークをしてから行うことが必要です。
(フィルタリングはNLPのコースで学びます。※)
【NLPモデリングの手順】
それではNLPモデリングの手順をお伝えします。
身近な人は影響が強いので、フィルタリングのワークが必要ですので、今はやめてくださいね。
テレビや想像の人であれば、そもそも情報の密度が薄く、良いところしか感じていないと思うので、やってみても大丈夫です。
NLPモデリングの手順は次の通りです。(簡易版です)
STEP1 なりたいモデリング対象を決めます
なりたい自分を設定して、逆算して「どのようなモデルの能力なら目標達成を実現できるのか?」と自分自身に質問してみましょう。
例えばプレゼンが上手になりたい!と思ったら、モデルとしてスティーブ・ジョブズを設定してみる等です。
STEP2 モデリング対象が近くにいるとイメージします
椅子に座っている姿でも、立ち姿でも構いません。近くにいることを鮮明に想像します。
鮮明にありありと姿を想像できる方が成果は感じやすいです。
五感を使って、何が見える(ステージやその対象の人とか)、何が聞こえる(話し声や音楽とか)を感じてみましょう。
STEP3 何も考えずにモデリング対象に自分を重ねます
無心になってモデリング対象の人に入りましょう。
着ぐるみに入ってみるようなイメージです。
そして、その人の動きや、見え方、聞こえ方、感じ方に合わせながら行動をしてみましょう。
その人の体験しているであろう状況に合わせ、表情や動きや姿勢、身振り手振り、思考や考え方、感情や感覚、価値観、信念、視点をあたかもモデリング相手のように経験していきます。
STEP4 他のどんな場面でこのモデリングが有効か想像しましょう
プレゼンなら実際にビジネスや仕事での現場を思い出して、リハーサルをしてみてください。
実際のリアルな場所で実践しても構いません。
上司や部下を目の前にして緊張するなら、その場面を想定して着ぐるみに入ってプレゼンをおこなってみましょう。
プレゼンに参加している状況の自分自身の感覚や価値観の違い、状況に対する感情の違い、今までとの相手の反応や影響のパターンの違いなどを想像して心理の変化を確認します。
自分に馴染んでしっくりくるようになったら終了です。
リハーサルで出来た振る舞いは、リアルな場面で出来る可能性が高くなっています。
NLPモデリングは簡易版をお伝えしていることをご了承ください。
エリクソン催眠
ミルトン・エリクソンの催眠療法とは、催眠療法家として知られる精神科医、心理学者であるミルトン・エリクソンが用いた催眠療法です。(ミルトン・エリクソン→ウィキペディア)
彼はアメリカ臨床催眠学会の創始者で、初代会長も勤めました。
アメリカ精神療法協会、アメリカ心理学会、アメリカ精神病理学会などのメンバーで、彼の技法は「ユーティライゼーション(Utilization;利用できる物はなんでも利用する)」を旨とした、臨機応変・変化自在なもので、その名人芸は「アンコモン・セラピー」、「魔術師」と呼ばれます。
彼の催眠技法は非常に広汎かつ独特なもので、その根本にある考え方は催眠はコミュニケーションの1つだというものでした。
彼は自分が気づいた言葉の命令的側面、呼吸や抑揚に関する理解などを催眠誘導に持ち込む事で、催眠誘導を非常に巧みに行いました。又、普通の会話と催眠誘導の境界を曖昧にし、普通の会話の中で自由に催眠誘導と行き来しました。
従来の催眠(古典催眠)とは大きく異なるため、エリクソンの催眠技法は現代催眠、エリクソン催眠と呼んで区別するのが一般的です。
彼はアメリカ臨床催眠学会の創始者で、初代会長も勤めました。
アメリカ精神療法協会、アメリカ心理学会、アメリカ精神病理学会などのメンバーで、彼の技法は「ユーティライゼーション(Utilization;利用できる物はなんでも利用する)」を旨とした、臨機応変・変化自在なもので、その名人芸は「アンコモン・セラピー」、「魔術師」と呼ばれます。
彼の催眠技法は非常に広汎かつ独特なもので、その根本にある考え方は催眠はコミュニケーションの1つだというものでした。
彼は自分が気づいた言葉の命令的側面、呼吸や抑揚に関する理解などを催眠誘導に持ち込む事で、催眠誘導を非常に巧みに行いました。又、普通の会話と催眠誘導の境界を曖昧にし、普通の会話の中で自由に催眠誘導と行き来しました。
従来の催眠(古典催眠)とは大きく異なるため、エリクソンの催眠技法は現代催眠、エリクソン催眠と呼んで区別するのが一般的です。
オリエンテーション
※インテーク面接を参照