ペーシング
人は自分の会話における「話し方」に合わせてくれる人を無意識に「理解してくれる人」と感じます。
相手に対して「あなたに合わせているよ」というメッセージを無意識レベルで伝え、安心感と親近感を与えるコミュニケーションテクニックにペーシングがあります。
ペーシング(pacing)とは、歩調を合わせることの意味で、会話において、相手の話のスピード、声の大きさ、声の高さ(トーン)、などの非言語表現を相手側に寄せていくことで、相手の無意識レベルに安心感を生み出し、その後のコミュニケーションをスムーズにしていくスキルです。
ペーシングの方法は「話し方」を合わせるというものです。
話し方を合わせるというのは、話のスピード、声の大きさ、声質、抑揚、声のトーン(高低)、感情表現、リズム、語尾などがあります。
また、相手の呼吸のタイミングやペースを観察して、呼吸を合わせたり、うなづきや相槌をいれて、話し方を合わせることが出来ます。
キャリブレーションというのは、無意識レベルで観察することで、視覚だけではなく聴覚や触覚も使って観察をします。
バックトラッキングは言語表現を合わせる方法です。
バックトラッキングとは、相手の言葉をそのまま繰り返して用いる方法です。
バックトラッキングはオウム返しとも呼ばれます。
これらラポール形成に有効な重要スキルは、アドバンスドNLPベーシックコースで学べます。