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サブモダリティー

サブモダリティーとは、言語学で主に使われる言葉で、サブ(副)モダリティー(気持ち)を表し、主観的な気持ちを構成する副構成要素(従属要素)という意味で使われる言葉です。
 
もう少しわかりやすく説明しますね。
 
人が経験をしたことを記憶する流れで説明します。
 
私たちはある経験をした時に、五感が働き、主観的な様々な刺激とともに、気持ちが生まれ、多くの情報と一緒に記憶にします。
 
この時の「主観的な様々な刺激」のことがサブモダリティーです。
 
記憶を思い出した時に、その時の視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚の様々な刺激のことをまとめて「サブモダリティー」と言うのです。
 
五感には視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚がありますが、それらの認識を表す表現は多々あります。
 
NLPではこれら要素=サブモダリティーを使って印象を変えることで、人生の悩みを解決したり、望みを叶えたりします。
 
 
ただ、わかりにくいので、記憶を構成する副構成要素(視覚・聴覚・触覚)の様々な主観的表現という意味で使われます。
 
NLPカウンセリングのサブモダリティーが使われる場面で説明いたします。
 
クライエントがカウンセリングで過去のつらい体験を話していたとします。
 
例えば、日常的に母親にダメ出しをもらっていた30代の女性のNさんは、20歳の頃にこってりと母親から説教をくらいました。
 
この時の記憶を思い出すと、大きな悲しみと罪悪感があります。※気持ち(モダリティー)
 
その場面を思い出しながら話していただくと次のようなイメージだとわかりました。
 
●その場面を思い出していただくと、夕方の場面で外は少し暗く、リビングで近くに母親の怒る顔が見えます。(視覚のサブモダリティー
●右から突き刺さるような高い声でヒステリックに話す母親の声と、外を走る車の音も聞こえます。(聴覚のサブモダリティー
●身体がすくむように感じ、胸が締め付けられ、胃に不快感を感じます。(触覚のサブモダリティー
 
上のような一つの気持ち(ある記憶のイメージを思い出して出てくる感情)には、五感の様々な要素がセットでくっついています。
 
この要素がサブモダリティーです。
 
サブモダリティーには次のような要素があります。
 
視覚(Visual)のサブモダリティーには次のような要素があります。
 
・彩度 鮮やかさ
・明度 明るさ
・色調 色合い
・遠近 距離感
・方向 位置、左右上下斜め
・鮮明さ はっきりしている⇔ぼやけている
・形 
・動き 動いている⇔止まっている
 
聴覚のサブモダリティーには次のようなものがあります。
 
・音の大きさ
・音のトーン 高低
・音のリズム テンポ
・音のスピード 早さ
・音の遠近 距離感
・音の方向 位置、左右上下斜め
・音の鮮明さ はっきりしている⇔ぼやけている
・音のメロディー 単調⇔メロディー
 
触覚・身体感覚(Kinesthetic)のサブモダリティーには次のようなものがあります。
 
・重さ 軽い⇔重い
・温度 寒い(冷たい)⇔暖かい(熱い)
・湿度 乾燥している⇔じめじめしている
・圧力 強い⇔弱い
・当たる面積 大きい⇔小さい
・方向 位置、左右上下斜め
・感触 心地よい、締め付けられる、痛い、ざらざら、さらさら、気持ち悪い、すっきり、ふわふわ、かちかち等
 

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