NLP用語集
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アウトカム
NLPでは目標や望み、ゴールのことをアウトカムと言います。
NLPはコーチングにも使えて、目標や望みの達成もスムーズに行えます。
目標や望みを叶えたい時に、アウトカムを設定することで、それらの成果に向かって到達しやすくすることが可能です。
アウトカムを理解すると、ビジネスや人間関係、恋愛、習い事などにも役にたてることが出来ます。
【アウトカムの設定の注意点】
1,欲しいものを肯定系で表現する
例えばダイエットをしたいと思ったとします。
でも、あなたは外で週に一回はラーメン外食する人です。
その時に、「ラーメンを絶対食べないぞ!」という否定形で望みや目標を設定すると、ラーメンばかりが余計目に入ってくるのです。
脳は否定形を理解する場合、一度イメージをして打ち消す方法しかしりません。
ラーメンが0個や、ラーメンがマイナス1個という考え方は脳の二次的な処理の中で概念的には可能ですが、一次的なラーメン0個というイメージの処理は出来ないのです。
ですから、「ラーメンを絶対食べ」までが脳の無意識にばっちり再生され「ないぞ!」でイメージを消そうとするので、何度も繰り返しイメージしていることになります。
この場合、ふさわしいダイエットの設定は、「毎日健康的な食事をするぞ!」や「ラーメンが食べたくなったら、そばを食べるぞ!」とするのが望ましいのです。
2,自分でマネジメントできるサイズにする
外出先には美味しい誘惑が多かったとします。
おおげさですが、「ダイエットの間ちょっと閉店していて欲しい」というのは、自分ではどうにもできません。
ですから、自分が出来ることを考えます。
「あの通りは誘惑が多いから、いつも通る道を変えていこう」や「ヘルシーなお店の多い通りを歩こう」などが可能です。
3,達成可能なサイズにする
1か月で誰が見てもスーパーモデルのような体型になるぞ!というのは大げさです。
あまりに大げさだと無意識的には「嘘でしょ?」と反発しますので、目標には向かいません。
また、いつまでたっても目標に届かないために、気力がなくなり挫折してしまいがちです。
「一か月で1キロを確実に落とすぞ!」という目標設定が望ましいです。
また、ダイエットの話なので、健康的なやせ方を理解することは絶対必要です。
意図とは目的や目標にある高次の目標や目的、価値観などのことです。
アウトカムを考えたら、達成したら何が得られるのか?と自分に聞いてみます。
「これを得たら何が得られるのか?」
「これを得たら何が満たされるのか?」
例えば、ダイエットしたら何が得られるのか?
人によって意図は違います。
「堂々とコミュニケーションできる」
「人目を気にしないでいられる」
という人もいれば、
「健康的になれる」
「モテる」
という人もいるでしょう。
また、アウトカム自体が、「そんなに欲しいものではなかった」と気づくかもしれません。
これからの人生の目標設定を後悔せず、パワフルにするために意図の確認は重要です。
5,引き寄せの注意
アウトカムを設定したら、良くある「引き寄せ」の間違いを知ってください。
世の中の多くに紹介されている「引き寄せ」ですが、良いイメージをすればそこに近づくわけではありません。
重要なのは、そのイメージと現在を埋めるための試行錯誤や行動・習慣です。
「棚からぼた餅」的な引き寄せは、むしろ何も達成しないことが科学的に証明されています。
イメージをするだけでは、逆に脳が錯覚して満足してしまい、行動をしようとしないのです。
「運が良い人」を科学的に調査した研究がありますが、その要因の一つには試行錯誤とチャレンジの回数が多い人という項目があげられています。
運を味方にするには、現実とギャップを埋める努力が必要なのです。
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